今年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞など5部門にノミネートされ、脚色賞を獲得した実話に基づいたシニカルな金融ドラマ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(原題 The Big Short)(2015)が劇場公開中である。 MLBを舞台とした『マネーボール』(2011)の原作者で、金融界の一員だったこともあるマイケル・ルイスのベストセラー「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」の映画化作は、サブプライムローン問題をいち早く察知した男たちの物語である。 冒頭、ライアン・ゴズリング演じるトレーダー、ジャレッドが、見る者に向かい、MBS(Mortgage backed securities 不動産抵当証券)を考案したルイス・ラニエリについて語りかける。 「彼のことは知らないだろうが、マイケル・ジョーダン、アイポッド(iPod)、ユーチューブ(YouTube)を合わせたよりもあなたの生活を変えた
大富豪夫婦の転落人生を追う! - 映画『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』より - (c)2012 Queen of Versailles, LLC. All rights reserved. アメリカの成り上がり大富豪夫婦が無一文状態に転落するさまを追ったドキュメンタリー映画『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』が8月16日より日本公開されることが決まった。サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門の監督賞に輝くなど批評家からの支持も厚く、本国アメリカでは240万ドル(約2億4,000万円)を超える異例のヒットを記録した話題作だ。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算) カメラが追い掛けたのは、タイムシェア(共同所有)リゾートビジネスの成功で大富豪に成り上がり、ジョージ・W・ブッシュを大統領に押し上げた男ともいわれる夫デヴィッド・シーゲルと
■【映画】「KANO」■ *『KANO』日本語版公式フェースブック。 「海角七号」「セデック・バレ」と台湾でヒット作を生み出した魏徳聖。日本とも因縁の深い作品を撮り続けた彼が次に脚本を手がけたテーマは野球である。魏徳聖自身はプロデューサーにまわり、「セデック・バレ」に出演していた馬志翔がメガホンを取った。タイトルは「KANO」。2月27日から台湾で上映が始まり、早速話題を呼んでいる。 以下、内容に関わる記述もあるので、気になる方は注意されたい。日本でも今年中には上映されるらしい。 ■スポ根の王道 今まで一勝すらしたことのない、だらけきった野球チーム。周囲からは白い目で見られてばかり。そこへ突然現れた謎の鬼監督。無駄口など一切たたかず、一方的に命令ばかりする高圧的な態度に、部員たちは戸惑う。しかし、「一緒に甲子園へ行くんだ!」という監督の気迫は徐々に彼らの心中にも浸透、チームは瞬く間に生まれ
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