日銀の金融政策変更の歴史を振り返る 円相場に大きな影響を与えてきた日本銀行の金融政策。金融政策の歴史ってブレトンウッズ体制とか大昔の出来事についてはよくまとまっているけど、最近の出来事ってあまり整理されていないと思うので、ここ20年くらいの歴史をまとめます。 その時の、円相場の水準および日経平均株価の動向とともに金融政策変更の歴史をまとめます。為替の大きな流れがわかるようにしたいと思います。 なお、日銀が大きな金融政策の変更を行ったら随時追加します。 清水総裁時代:量的緩和、ゼロ金利政策の導入期(1998年3月~2003年3月) 速水日銀総裁の時代 速水日銀総裁はITバブルの発生と崩壊を経験した総裁です。為替市場はドル円140円超、日経平均株価も20,000円超を経験しながらもその後は地獄を味わいます。 ただし、ITバブル崩壊後は相当な金融市場の混乱を経験します。リーマンショック時ほど急激