米当局者がペロシ米下院議長(左)の訪台におけるリスクについて内々に説明を試みていることが分かった/AFP & Getty Images (CNN) ペロシ米下院議長が台湾訪問を計画しているとの観測を踏まえ、米国の国家安全保障当局者がペロシ氏に対し、中台関係が非常に敏感なこの時期に訪台に踏み切った場合のリスクについて内々に説明を試みていることが分かった。 事情に詳しい複数の情報筋によると、ペロシ氏はアジア歴訪の一環で数週間以内に台湾を訪問することを計画しており、民主・共和両党の議員に同行を呼び掛けているという。ペロシ氏が訪台した場合、米下院議長の訪問は25年ぶりとなる。 ペロシ氏が訪台する可能性が出てきたことで、中国の対台湾姿勢をめぐるバイデン政権内の懸念が浮き彫りになった。中国政府はここ数カ月、台湾に対する発言のトーンを強めているほか、台湾の防空識別圏に複数回にわたって軍用機を派遣するなど
ペロシ米下院議長が数週間以内に台湾を訪問する可能性に対し、中国外務省の趙立堅報道報道官は25日、中国として「真剣に準備」していると表明した。 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は事情に詳しい複数の関係者の話として、同議長の訪台計画について中国がこれまでよりも「著しく強い」警告を発したと報道。軍事的な対応も含まれる可能性を示唆する内容だったという。 中国政府、ペロシ米下院議長の訪台計画に強い警告-FT 趙報道官は北京での定例記者会見で、「中国側はペロシ議長の台湾訪問の可能性に対する深刻な懸念と断固たる反対を米国側に繰り返し明確に伝えた」と明らかにし、 議長訪台への対応を「真剣に準備している」と述べた。準備の詳細には触れなかったが、通常よりも強い警告を発したのかとの問いには、「あなた方の理解は正しいだろうと思う」と語った。
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