インフレと株価暴落が同時に起こっている。金属やエネルギー資源、農作物などのコモディティ銘柄にとって、物価高騰は価格上昇要因だが、株安は下落要因である。 この状況でコモディティ銘柄がどう動くかが問題となる。そこで、前回の記事では今と同じように中央銀行の金融引き締めで株価が下落した2018年の世界同時株安において、様々なコモディティ銘柄がどう動いたかを検証した。 下落相場でコモディティはどう動くか? 2018年世界同時株安の事例 当時、大体のコモディティ銘柄は株安に従って下落していた。だが2018年の事例は時間的に近く、今の状況と比べやすい一方で、2018年は金融引き締めはあったがインフレはなかったという点で今と異なる。 当時の状況はコモディティ銘柄にとって一方的に不利な状況だった。だが今は株安と同時にインフレが起こっている。 では、インフレと金融引き締めの両方があった事例ではコモディティ銘柄