[東京 28日] - 11月8日の米大統領選挙が主要世論調査の示す通り、ヒラリー・クリントン民主党候補の勝利で終わったとしても、ドナルド・トランプ共和党候補の過激な選挙活動が米国の社会・政治に与えたダメージは大きく、「ヒラリー大統領」は就任1年目から機能不全に陥る恐れがあると、米オリエンタル・エコノミスト・アラート代表のリチャード・カッツ氏は指摘する。 10月28日、米オリエンタル・エコノミスト・アラート代表のリチャード・カッツ氏は、民主党のヒラリー・クリントン候補は米大統領選で勝利しても、就任1年目から機能不全に陥る恐れがあると指摘。写真は米ミズーリ州セントルイスのワシントン大学で、第2回大統領候補テレビ討論会に臨むクリントン氏(手前)と共和党のドナルド・トランプ候補。9日撮影(2016年 ロイター/Rick Wilking) その結果、日本への影響としては、保護貿易主義圧力の高まりに伴