1979年あるいは80年生まれのサッカー選手には小野伸二や稲本潤一ら「黄金世代」と呼ばれる学年がある。 野球も同様で1981年の松坂世代や、88年生まれのハンカチ世代など。呼称は違えど、才能溢れる選手が集う一時代がスポーツには、まま存在する。 女子カーリングでいえば、1991年生まれの選手がそれに当たる。ロコ・ソラーレでは藤沢五月と吉田知那美と鈴木夕湖、北海道銀行フォルティウスの吉村紗也香と小野寺佳歩、富士急の石垣真央。錚々たるメンバーだ。いずれも日本選手権で優勝経験があり、世界選手権のアイスを踏んだ日本を代表するカーラーだ。 ジュニア時代からお互いに切磋琢磨するライバルであったが、日本ジュニアなどの大会を制してきたのは、やはり藤澤だった。世界ジュニア選手権に出場するなど育成年代から世界に触れてきた。高校卒業後に中部電力に加入するために軽井沢に活動拠点を移すが、そこで師事する長岡はと美コー