2022/9/17 Scrum Fest Mikawaのだらトラックで発表したスライドです。 https://confengine.com/conferences/scrum-fest-mikawa-2022/proposal/17149
マネーフォワードビジネスカンパニー クラウドERP本部 会計Plus開発部の西村です。 エンジニアリングマネジャーとして クラウド会計Plus の開発に携わっています。(執筆時) 本記事では ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方 を何度も読んだ私が toB 向けのプロダクト開発において経験し、考えたことを紹介します。 私は2021年1月にソフトウェアエンジニアとして入社し、グループリーダーを経て、エンジニアリングマネジャーとしてマネジメントに従事しているという立ち位置です。 もちろん1人でなしとげたことではなく、チームで考えて、学んで、成長してきた記録です。 https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119465/ この本はインセプションデッキなどを紹介した アジャイルサムライ のジョナサン・ラスマセンの新作。著者が
タイトルの議論はよく見られるもので、スクラムコーチの間ですら(一見すると)意見が分かれることがあるようです。自分は「安定させる」派だったのですが、CSPO研修を受講したチームのPOが「上げる」派のコーチングを受けてきて、改めてチームとしてどういうスタンスを取るか考える機会を得ました。結論から言ってしまうと、そもそもこれは二項対立ではなく、「上げる」派の人も「(安定させた上で)上げる」と言っているだけで、単に目指している高さが違うだけだろうと解釈しました。その上で、チームの現状に合わせて適切な目標設定をすれば良いと考えました。以下でもう少し掘り下げてみます。 大前提 まずソフトウェア開発の大前提として、開発チームには常にベロシティを下げる方向に様々な力がかかっています。これは「変化」と呼ばれて恐れられ、プロダクトや開発チームに次々と襲い掛かります。例えば以下のようなものです。 市場が求めるも
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 昨年12月に新刊『チームトポロジー』が発売になったのでぜひよろしくお願いします。 アジャイルコーチや技術顧問の仕事は多岐にわたりますが、その1つに社内での講演やセミナーがあります。 今回、技術顧問先のイベントで登壇しましたので、その際の資料を公開します。 アジャイルとは直接関係ないものも多々含まれていますが、ネタということでご了承ください。 アジャイル全般QCDSを同時にすべて固定することはできない要件の決まったものを早く・安く作る方法ではない開発だけをアジャイルにしても意味がないアジャイルで請負契約は無理だと心得ようすべてがアジャイルに適しているわけではない大規模アジャイルは小さなアジャイルの成功後アジャイル導入を支援しようアジャイル推進での組織的な課題に取り組もう無駄な社内プロセスを廃止するよう働きかけよう効率ではなく成果に着目した組織設計をし
エンジニア不足、エンジニア不足と言われて久しいですが、日本でのプログラミングスクールの先駆けとも言えるTECH::CAMPさんのサービス開始が2014年なので、今や8年が過ぎようとしているわけです。 ともすると、市場に既にベテラン級のエンジニアがわんさかいてもおかしくないんですが、今でも「エンジニア採用できない」という声が絶えることないように見えます。はて?どうしたことだろうか、と思ったので今市場でどんなエンジニアが求められているのかを考えてみました。 高い技術力よりも「いい感じ」力を求めている エンジニアというと、技術を駆使して問題解決をするスペシャリストというイメージがあり、技術力が高い=優秀という認識を持つのが自然です。実際、技術力が低くてまともにプロダクト開発出来ないようでは論外だし、技術的な難問の攻略が命運を分けるケースはあるにはあります。 しかし、実際には開発プロジェクトの失敗
三流プログラマがなぜ米マイクロソフトの開発者になれたのか? ガチ三流プログラマが超巨大クラウドの中の人に転生した話。Regional Scrum Gathering Tokyo 2022 代表的なアジャイル開発手法であるスクラムをテーマにしたイベント「Regional Scrum Gathering Tokyo 2022」が、1月5日から7日までの3日間、都内およびオンラインのハイブリッドで開催されました。 そのクロージングセッションとして行われたのが、現在シアトル在住でMicrosoft Azureの開発を担当している牛尾剛氏による「アメリカの超巨大クラウドの中の人に転生したガチ三流プログラマが米国システム開発の現実をリークする話」です。 子供の頃からプログラマになることを目指しながらも、同僚からは「プログラミングの才能がない」とはっきり言われるなど、自分はガチの三流プログラマだと称する
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Agile Studio プロデューサーの木下です。2020年の3月に公開した『リモートアジャイル開発のノウハウ集(第1版)』に続き、このたび第2版を公開しました。こちらからダウンロードいただけます。...
プロジェクトを機能・ストーリー・タスクに分割する方法と、それぞれの見積もり、優先順位付け、スケジューリングのガイダンスを提供します。 見積もりは細かく細分化するほど精度を上げることができるのは明らかです。しかしその代償として時間がかかります。不正確にすべきではありませんが、見積もりのコストは抑えたいと考えます。 有効な技法として「三点見積り」があります。この見積りは、「最良ケース」「最有力ケース」「最悪ケース」の3つの数値で構成されます。これらの数値は信頼性のより見積もられます。これはPERT法として調べると詳しい情報が得られるでしょう。 しかしながら三点見積りは長期のプロジェクトには有力ですが、プロジェクト内部のマネジメントで使うには精度が悪すぎるため、「ストーリーポイント」を用いるとよいということです。 ユーザー視点での機能であるユーザーストーリーに対し、具体的な時間の工数ではなく、相
アジャイルやスクラムについて学び始め、実際に取り組むと、その原則や考え方がソフトウェア開発の領域に閉じないことを日々実感します。原則を日々の仕事・生活に活かすことは重要ですが、「アジャイル」という言葉は抽象度が高く、開発のイメージも強いため、一般化してエッセンスを伝えるのに苦労している方も多いのではないでしょうか。 スクラムマスターとして、開発に限らず組織の全員が、アジャイル/スクラムの原則を理解して、実践できるよう支援することは重要な活動です。サイボウズでは、数年前から新卒の全社員(+希望者は誰でも)向けの基礎研修としてアジャイル/スクラムの話をインプットしています。 こちらのセッションでは、サイボウズ社内で実施している研修(講義)を社外向けに再編成したものをお届けします。アジャイルやスクラムの考え方をベースに、エンジニアに限らず、チームワークを高め、成果を届ける仕事の進め方の基礎となる
「KPT」とは、「ふりかえり」によって、仕事やプロジェクトの改善を加速するフレームワークのひとつです。 個人的には、KPTはシンプルながらも非常に優秀な手法だと思っています。 仕事を進める中で、「やったことを振り返る」機会ってよくありますよね。年度末であったり、新たな目標設計をする際や、プロジェクトが終わったときなどなど…。 こうしたとき、ミーティングなどで盲目的に意見を出し合っても、「…で、どうする?」ということになりがちです。 そんな時にKPTを用いれば、スマートに現状分析を行うことができ、次にやるべきことが明確になります。 今回は、このKPTの日本企業における使い方の事例と、使う際に役立つITツール、進め方のコツを紹介します。参考にして、ぜひKPTを実践してみてくださいね。 【目次】 「Keep・Problem・Try」で構成される、KPTとは? KPTを実際に活用している日本企業の
こちらの本が面白そうだったので、買ってみました。 ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方 作者:Jonathan Rasmusson発売日: 2021/04/26メディア: 単行本(ソフトカバー) この本を読むきっかけは、下記の内容が書かれていたからです。 スラムマスターがいないのは、ユニコーン企業ではスクラムをやっていないからだ。 ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方 この一文が個人的に非常に衝撃的で、この本を読んでみようと思った理由です。 今回はこちらの本を読んで個人的に思ったこと・考えたことのメモです。 ユニコーン企業はスクラムをやっていない? スクラムが採用される理由 なぜスクラムをやらない? じゃあ、どうやってるか? なにを重視するか 自律・権限・信頼 仕組みは変わるもの 結局のところ… 感想 ユニコーン企
社内でLTしたネタ。去年からサポートしているチーム作りのお話。 1週間スプリント 最初は短いサイクルで試行錯誤したいから1週間スプリントでやることにした。 スプリントの終了と開始 金曜日にスプリントレビューとレトロスペクティブとプランニング。 プランニングは2部制にして 第1部では次のスプリントでやりたいことの認識合わせを全員で 第2部では細かいタスクの話をエンジニア中心で やってる。 ストーリーポイントと理想時間を併用してみてる これはだいぶあとの方の話。 最初の頃はチケットのサイズを見積もるのにストーリーポイントだけを使ってたんだけど、半年くらいした頃にストーリーポイントに加えて理想時間の見積もりも併用することにした。 最初の頃に理想時間を導入しちゃうと、頭では分かってても「時間」に引っ張られてしまうので、ポイントだけで始めることにした。で、半年くらいしたころには新しいやり方にも慣れて
宣伝です! スクラム実践者が知るべき97のこと 発売日: 2021/03/23メディア: 単行本(ソフトカバー) 新しい翻訳本が出ます。 弊社のryuzeeとharadakiroとわたしの3人で翻訳しました。 他の97 Thingsシリーズと同様、海外で活躍するスクラム実践者によるエッセイを97篇収めたエッセイ集です。 日本語版特典として、日本語による書き下ろしエッセイが10篇収録されています。 いずれもすばらしく読み応えのある文章をお寄せいただきありがとうございました。 及部敬雄さん kyon_mmさん 高橋一貴さん 長沢智治さん 平鍋健児さん やっとむさん 和田卓人さん 上記7名(掲載順)に加え、翻訳者3名が寄稿しています。 わたしは『「個人と対話よりもプロセスとツールを」を防ぐには』というタイトルで書きました。 自分らしいエッセイで言いたいことをかけたので、ぜひ感想などお寄せいただけ
こんにちは、Autify CEOの近澤(@chikathreesix)です。 先日会社の紹介資料を公開しました。大変嬉しいことに多くの反響を頂いているのですが、会社の紹介資料には自動化に賭ける僕の熱い想いは詰め込めきれませんでした。そこで、なぜ我々が今テスト自動化に取り組んでいるのか、なぜテスト自動化がこれからの社会において重要なのか、改めてブログにまとめました。 テストの大半が未だに人手ソフトウェアテストとは、開発したソフトウェアが正しく動作するか検証する作業のことです。ですのでソフトウェアを開発するあらゆる組織において、テストを実施する必要があります。市場は非常に大きく、IT予算の1/3をテストに使っていると言われ、その額は130兆円にも登ります。 この作業ですが、未だにグローバルで見てもおよそ75%の企業が人手に大きく依存しています。人手のテストは当然人件費と時間が多くかかるわけです
デンキヤギという会社で『2時間スプリント』が定着してきたので、その話でも書きます。 2時間スプリント? みなさん、すでにスクラムで開発してますよね! ぶっちゃけ、スクラムがよくわかってなくても、とりあえずスプリントと称して開発のメリハリをつけるために、1週間なり2週間なりで区間を区切って開発をしていくのは、普通にやってるんじゃないかと思います。 2時間スプリントとは、その期間を2時間にするという話です。 スプリントを超短期サイクルにすること自体は、47機関の人たちがオリジナルだという認識です。このあたりに本家の情報がまとまっています。 kyon-mm.hatenablog.com 2018年に実際に47機関の人たちのチームに入って1時間スプリントで働くという機会があって、それ経て、デンキヤギでもパクって導入しています。本家ではのちのち15分スプリントになっていったらしいんですが、うちはうち
これまで僕は締切がかなり厳しいプロジェクトを数回経験してきた。その経験から、締切が厳しいという特性を持ったプロジェクトの初期にまずこれだけはやったほうが良いということがいくつか見つかったので、今回はそれらを紹介していこうと思う。 前提となるプロジェクト 今回紹介する方法は、次のような特性を持ったプロジェクトを前提とする。 細かい仕様は決まっていないが、作るものの要件はある程度明確である アジャイルの定義におけるスコープ・コスト・品質・スケジュールの中で、スケジュールを特に優先したい(スケジュールを変えられないなど) 数ヶ月以上のプロジェクトである 短いスパンでリリースしてユーザーの様子を見てその後のプロダクトバックログの優先度を変えるような性質のプロジェクトでは、別のやり方を取る必要があると思う。そこは注意してほしい。 プロジェクト初期にやっておきたいことは何か 上記のようなプロジェクトの
スクラムの原則を、いかにして実践するか - 現場にありがちな悩みを吉羽龍太郎に相談してみた スクラムは多くの開発現場で取り入れられており、その原則を学ぶのは簡単です。しかし原則を現実に実行しようとすると、さまざまな課題が……。アジャイルコーチの吉羽龍太郎さんにスクラムの基礎から、ありがちな課題への対処法をたっぷり聞きました。 スクラムは軽量で理解が容易、だけど実際にやるのが難しい 【スクラムの基礎知識】3つの役割を理解する 【スクラムの基礎知識】5つのイベントを理解する 【スクラムの基礎知識】3つの作成物を理解する スクラムを“現実的に”実践する手法 見積もりは誰のもので、誰が作るのか フィボナッチ数列よりも「Tシャツ見積もり」。素早く見積もりを作る手法 スプリントの期間は1週間が計画しやすくておすすめ スプリントプランニングの極意。タスクの粒度は小さければ小さいほど扱いやすい タスク管理
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