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ブックマーク / book.asahi.com (7)

  • ナチズム研究の世界的権威が「断末魔の10カ月間」に迫る イアン・カーショー『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』|じんぶん堂

    記事:白水社 ナチズム研究の世界的権威が、第三帝国末期の「断末魔の10カ月間」に迫る! イアン・カーショー著『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』(宮下嶺夫訳・小原淳解説、白水社刊)は、学術性と物語性が融合した傑作巨編。 【地図9点、カラー口絵16頁収録】 書籍情報はこちら 【著者インタビュー動画:DAS ENDE von Ian Kershaw】 初めに 1945年初頭、惨憺たる敗戦が迫りつつあったころ、ドイツではしばしば、「終焉なき恐怖よりは、恐怖ある終焉」の方がましだという言葉が聞かれた。結局彼らが経験したのは、「恐怖ある終焉」だった。それは、歴史上前例のない方法と規模とで彼らを襲い、巨大な破壊と膨大な人命の喪失をもたらした。この災厄のほとんどは、ドイツが連合国の要求する降伏条件に屈していたならば避け得たはずのものだった。それゆえ、1945年5月以前、ドイツが降伏を拒否し続けていたこ

    ナチズム研究の世界的権威が「断末魔の10カ月間」に迫る イアン・カーショー『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』|じんぶん堂
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/12/07
    Amazon で確認したら 696 ページで 6820 円だった。ごめん、図書館コースです。
  • 「ベネズエラ」書評 過度の権力集中が示す苦い教訓|好書好日

    ベネズエラ 溶解する民主主義、破綻する経済 (中公選書) 著者:坂口安紀 出版社:中央公論新社 ジャンル:新書・選書・ブックレット ベネズエラ 溶解する民主主義、破綻する経済 [著]坂口安紀 インフレ率は10万%を超し、糧難で国民の過半が平均11キロ痩せ、治安は世界最悪レベルのベネズエラ。かつて安定した民主体制をもち、いまも世界一の石油埋蔵量を誇るこの国は、なぜこれほど悲惨な状態に陥ってしまったのか。理由を一言でいうと、権力の過度な集中である。 経緯はこうだ。1992年、伝統的政治家への不信が強まるなか、将校チャベスは軍事クーデターを決行した。若いときから彼は体制変革を夢見ていた。クーデターは失敗するがチャベスは生き延び、98年の大統領選で当選を果たした。チャベス政治の特徴は、法の支配を尊重しないことだ。彼は超法規的な手段により新憲法を制定した。そして新憲法のもと、最高裁や国家選挙管理委

    「ベネズエラ」書評 過度の権力集中が示す苦い教訓|好書好日
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/02/27
    やはり民主主義より自由主義の方が重要だ
  • 本の記事 : 田中角栄「英雄視」に違和感 服部龍二・中央大教授著書 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ロッキード事件で田中角栄元首相が逮捕されてから40年。中央大の服部龍二教授(日政治外交史)が、『田中角栄 昭和の光と闇』(講談社現代新書)を出した。最近の「角栄ブーム」について「功罪相半ばの田中の功の方ばかりが注目され、違和感があった」として、多くの資料をもとに田中の実像に迫った。 服部さんが描いたのは、ブームの中で英雄視もされる田中が、首相就任から1年も経たずに「転落」を始める姿だ。 「日列島改造論」を打ち出し、1972年7月に首相に就いた田中は、同年9月には日中国交正常化を実現する。73年1月に閣議決定した73年度当初予算案は、前年度比24・6%増の超大型予算。公共事業のほか、老人医療費の無料化など福祉政策も充実させた。 だが、高度成長はピークを過ぎ、緊縮財政で安定成長を目指すべきだった時期であり、服部さんは「失政」とみる。 この失政が田中の転換点となり、後の金脈問題で退陣に追い込

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    ChieOsanai
    ChieOsanai 2016/11/06
    無駄な公共事業は多かっただろうけど、あのとき緊縮財政をやれば安定成長できたかというと疑問
  • 書評・最新書評 : 集団的自衛権の思想史 [著]篠田英朗 - 杉田敦(政治学者・法政大学教授) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■憲法と安保の「二重構造」を検証 憲法学者の宮沢俊義は、ポツダム宣言受諾で天皇主権から国民主権への「革命」が起こったとした。いわゆる「八月革命」説だ。だが、著者によれば、この説は、「実際の憲法制定権力者としてのアメリカの存在を消し去る」ことで、「表」の憲法と「裏」の日米安保という二重構造を正当化する役割を果たした。書は、こうした構造を思想史的に緻密(ちみつ)に検証しようとする。 戦後憲法学は、立憲主義を権力制限的にとらえ、自衛権を抑制的に解釈してきた。これに対し、著者は、人々が信託により安全確保の責務を政府に負わせることこそが立憲主義の根幹とし、昨年の安保法制をも必要な施策と評価する。 国際法上の概念である自衛権を、内閣法制局や憲法学者が憲法の側に引き寄せ、個別的自衛権と集団的自衛権とを厳密に区別したことが、著者からすれば、そもそも問題であった。 個別的自衛権を担う合憲な自衛隊と、基地を

    書評・最新書評 : 集団的自衛権の思想史 [著]篠田英朗 - 杉田敦(政治学者・法政大学教授) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2016/08/25
    "国連による集団安全保障と、同盟としての集団的自衛とを峻別(しゅんべつ)する憲法学を批判"
  • コラム別に読む : 京都ぎらい [著]井上章一 - 長山靖生 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■京都人の無粋さ 驚いた。こういうタイトルでも、中身は逆説的な京都礼賛だろうと思ったのに、当に悪口だ。著者自身、右京区花園生まれの嵯峨育ちだというのに。 近郊だからこそ過敏な格差意識があるのかもしれない。東京でも文京区と荒川区は、隣接しているのにイメージが違う。それにしても洛中の特権意識は、当にこんななのか。 生粋の京都人が文化的蓄積に自負心を抱くのはいい。でも、それがバレてしまう無粋さはいかがなものか。観光産業的にもまずいのではないか。 いけずと並んで、全国的に有名な「京都名物」は、坊主の茶屋遊びである。書にも、「祇園も先斗町も、わしらでもっている」と公言して憚らない坊主が登場する。その生態もさることながら、問題は彼らの遊興費が観光客の拝観料に由来している点だ。寺の儲け主義と非課税扱いの観光収入が花街を支えている。いいのか。 まあ、寺社はもちろん、芸子や舞妓も観光資源といえなくもな

    コラム別に読む : 京都ぎらい [著]井上章一 - 長山靖生 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2015/10/31
    舞妓・芸者なんてただの高級キャバ嬢なのに持ち上げてるボケナス逝ってほしい
  • 本の記事 : ルーシー・ブラックマンさん事件「15年目の真実」とは | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■著者に会いたい「黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」 《リチャード・ロイド・パリーさん(46)》 2001年、英国人女性ルーシー・ブラックマンさんが遺体で見つかった事件。発覚当時から事件を追い続けた英国人ジャーナリストが、手記をまとめた。 当時は英インディペンデント紙の特派員。「記事になる話」としか思わなかった。だが、世の関心が薄れても、次第に夢の中にまで事件が出てくるほど入れ込んだ。イラク戦争の取材中も頭を離れることはなかった。「ただの犯罪の話ではない。私がよく知る日と英国という二つの社会が交わる物語だと思った」 初来日は16歳の時。クイズショーで優勝して得た日旅行だった。ヨーロッパとは全く異質の文化に魅了され、英国の大学卒業後、日で暮らすように。事件が起きたのは、日を「第二の家」と思い始めた頃だった。友人らの話から、ルーシーさんが日で感じた興奮と孤独が自身の

    本の記事 : ルーシー・ブラックマンさん事件「15年目の真実」とは | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2015/06/14
    これ紙の新聞で読んだときは受刑者の出自に触れた文章はなかったような気がするんだが……
  • asahi.com(朝日新聞社):宮部みゆき「殺人はもう書きたくない」 青春小説『小暮写眞館』 - ひと・流行・話題 - BOOK

    宮部みゆき「殺人はもう書きたくない」 青春小説『小暮写眞館』2010年7月20日 社会派推理小説を書いてきた宮部みゆきさん(49)が、青春小説に挑んだ。『小暮写眞館』(講談社)は、現代を舞台にした小説では「初のノンミステリー」という。いわく「何も起きない小説」。これまで透徹した筆致で多くの殺人事件を描き、登場人物を不幸にしてきた。「2周目の出発点の作品」は、彼らを救う物語でもある。 『理由』の“一家4人殺害事件”。『模倣犯』の連続誘拐殺人事件――。「書いてつらくなるような事件は『もう書きたくない』という気持ちが、正直、出てきてしまいました」 主人公は高校生の花菱英一、通称「花ちゃん」。名字なのに親も「花ちゃん」と呼ぶような、一風変わった家庭に育った。父は、閉店した写真屋「小暮写眞館」を自宅に。いつの間にやら、心霊写真の謎を追う羽目になる。 かつての社会派推理小説のように、伏線が絶え間なく連

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2010/07/21
    ゾンビ小説書けばいいんじゃないかな。殺しても死なないやつ。
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