絶滅したと思われていた日本固有の魚クニマスが、富士五湖の西湖で生息していることが70年ぶりに確認され、発見の立役者となった東京海洋大客員准教授のさかなクンが24日、同大(東京都港区)で会見した。 「(唯一の生息地とされてきた)田沢湖の方々から『涙が出るほどうれしかった』との声が届きました」と反響の大きさへの驚きと喜びを、目をくりくりさせながら語った。里帰りできることを願っているといい、生き物が元気に暮らせる自然環境を取り戻す活動に協力したいと語った。 会見では、京都大学の中坊徹次教授との交流など、発見に至った経緯を説明。成果の背景に「小さいころから魚が大好きで、絵を描くことが大好きだった」ことを挙げた。子供たちへは「外に出て、自分の目で見て、わくわくして、これなんだろう?って疑問をもってほしい。自然のすばらしさに目を向けて」とのメッセージを伝えた。 魚類学者でもある天皇陛下が、23日