高知県が2月27日、二ホンウナギの稚魚であるシラスウナギの採捕期間を15日間延長すると発表し、ネット上で物議を醸している。 県の漁業管理課によると、高知県では他の都道府県と同様、体長21センチメートルを超える二ホンウナギの採捕を禁止している。しかし、増養殖用であれば知事の許可次第で採捕可能になるという。現在、県内で許可申請をしているのは全部で37団体だが、今年は全国で不漁だという。 「高知だけが不漁なら県外から稚魚を買うこともできる。今年はそれもできない」 絶滅の阻止と、養殖業者や漁をする人の生活維持、両立させる方法はないものでしょうか 2月26日の高知新聞によると、「県しらすうなぎセンター」に集まったシラスウナギは約4.2キログラムと、前年同時期の約4%しかなかった。県の担当者は不漁の原因について「潮が後ろにずれているせいではないかと言う人もいるが特定できていない。個体数減少の影響がある
■四万十の団体が稚魚提供 ウナギ資源回復の研究に活用してもらおうと、高知県四万十市の四万十川流域うなぎ資源再生機構(広瀬真吾代表理事)は5日、愛媛県松野町の「虹の森公園おさかな館」にウナギの稚魚「シラスウナギ」300匹を提供した。同館では、社会学習用に展示水槽で一般公開する予定。 ニホンウナギは急速に漁獲量が減少し、世界的な自然保護団体「国際自然保護連合」が、絶滅危惧種(レッドリスト)に指定するかどうか議論している。指定されればワシントン条約で国際取引が規制される可能性があり、同機構は資源保護に向けおさかな館や愛媛大学南予水産研究センターなどに共同研究を呼びかけている。 広瀬代表理事によると、四万十川流域では、今年のシラスウナギは豊漁で資源回復の傾向にあるものの、ピーク時の1割以下しかないという。提供したのは同川河口で捕獲した全長40~50ミリのシラスウナギで、成長するとメスに変わる生態や
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