中国に、豆豉(トウチ)という発酵食品があります。これは、黒豆に塩や麹や酵母などを加え作る発酵食品。旨味と塩気のかたまりで、どこか同じ発酵食品である日本の納豆にも通じる深みがあり、とても美味しいものです。 中華食材を扱う専門のスーパーなどに行くと、豆豉自体はもちろん、それを使った食べるラー油風の調味料なども売られていて、とても便利。たとえば、たたいたきゅうりにただあえるだけ。その他の調味料はな〜んにも使わずとも、激しくうまい中華風のきゅうりのおつまみができてしまうんです。 きゅうりに豆豉をひと粒ずつのせて食べるのがたまらない 日本のおなじみ食材で ただ、家の近所で中国食材を気軽に買えるかどうかは、これはもう運次第ですよね。豆豉最優先で住む部屋を選ぶという人はそう多くないと思いますし。 そこで今回は、日本人になじみ深い食材を使って、“なんちゃって豆豉入りラー油風”のものが作れないかという検証。
あれ、いる? 入れる人の方が多いらしいけど、信じられない 【追記】 アンケート調査記事を集めてみた ■『納豆のからし、5人に1人が「絶対に使わない」 全国調査で判明』(2019年調べ) https://j-town.net/2019/05/31289467.html?p=all 絶対に使うが53.5%、絶対に使わないが20.5%。 ■『「納豆についてくるからし」いる派orいらない派?男女606人に調査』(2023年調べ) https://kufura.jp/life/food/360515 「いる派」・・・405人(67%) 「いらない派」・・・201人(33%) ■『からしが付いてない納豆が増えた理由に驚き 約4割の人が「入れない」と回答(2023年調べ)』 https://sirabee.com/2023/02/27/20163030934/ 結果は「入れる」と答えた人が60.6%、「
最新の医学情報が寄せられる国内外の医学誌・医学会、大学、公的団体の研究発表をもとに作成・配信される医療・健康ニュース配信サイト。 ヘルスデーニュース 最新の医学情報が寄せられる国内外の医学誌・医学会、大学、公的団体の研究発表をもとに作成・配信される医療・健康ニュースです。医療分野だけでなく運動、食生活など健康と密接にかかわるヘルスケア記事も紹介します。詳しい利用規定はこちらをご覧ください。 バックナンバー一覧 北海道の漁業従事者を対象に行った調査研究から、ホタテガイ(ホタテ)の養殖で使う網などを素手で取り扱うことが、納豆アレルギーのリスクを高める可能性が浮かび上がった。北海道大学大学院医学院社会医学講座公衆衛生学教室の黒鳥偉作氏らの研究によるもので、詳細は「Allergology International」に7月8日掲載された。ただし黒鳥氏は、「一般の人がホタテを食べたり触ったりすること
消費者の節約傾向やコロナ禍による健康志向の高まりから、近年、消費量が増加している納豆。食卓の登場回数が増えたという家庭も多いのではないだろうか。食べる機会が増えたことで気になるのが“納豆の食べ合わせ”だ。ちまたでは「生卵と混ぜる」「アツアツご飯に混ぜる」はNGと言われるが…。納豆にまつわる通説の真偽を老舗納豆メーカー・タカノフーズと全国納豆協同組合連合会に聞いた。 「細かいことを気にするより自分なりのアレンジ楽しんで」 「納豆+生卵」の食べ合わせはOK?NG? 生卵は『納豆に含まれる成分ビオチンの吸収を妨げるので良くない』、アツアツご飯は『納豆菌が産出する酵素は、熱に弱いのでNG』といった紹介のされ方をよく耳にする。ところが、「全然気にしなくて大丈夫」と話すのは、全国納豆協同組合連合会(以下、納豆連)の広報担当者。納豆業界の動向から市場分析、広報活動まで“納豆のことなら何でも分かる”エキス
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:至宝の逸品「麻ピーペヤング」 器もすごい「ひっぱりだこ飯」 そもそも「ひっぱりだこ飯」とは、真だこ、穴子、季節の野菜などを蛸壺風の陶器の入れものに盛りつけた、兵庫県の「西明石駅」の駅弁。味わい深いタコやその他の具材と、その旨味の染みたごはんがしみじみとうまいんですよね。 なぜか限定のキティちゃんコラボバージョンの写真しか見つからなくてすみません で、その蛸壺風の容器が、駅弁の容器とは思えないほど立派でかっこいい! あまりにかっこいいので、本棚に飾ってる ちなみに写真はこれまた限定版をゲットした、フタつきバージョン いいでしょう? ここに美味しいお弁当が入って、ノーマルバージョンが税込み1100円。すごくないですか? で、すでにご覧のとお
このお話は、高野秀行著「幻のアフリカ納豆を追え!そして現れたサピエンス納豆」新潮社2020年8月27日発売 の第一章を読んでから読まれると、何倍も楽しむことができます。 1.40年ぶりの秀ちゃん「ひゃあ、い、行きたい~」 それは私がナイジェリアから久々に秀(ひで)ちゃんに送ったメッセージに対する返答だった。私はこの好反応にホッとして大きく深呼吸をした。 「ダワダワの製造農家取材、9月の下旬に行ってきま~す。西アフリカ共通のうま味調味料ということがわかって、前から行こうと思ってたので。確かボコ・ハラムとかの活動エリアに近づくので、3人のAK47を持ったセキュリティーと行きます。場所はKANOというところ。一緒にどう?笑」 そんな軽めなメッセージを送ったのは2016年8月28日のことだった。 私は、2015年7月からナイジェリアのラゴスに赴任している。味の素社は1991年に現地法人「ウェスト・
納豆は日本独特の伝統食である-。多くの日本人が疑わないこの常識に疑問を抱き、7年かけアジアやアフリカなどの納豆を探し回った。粘っこい運命の赤い糸を手繰り寄せるようにして、世界各地の納豆職人や納豆料理に出会う過程を追った集大成的作品だ。 「納豆はあまりに身近すぎて、そのすごさを皆さんは分かっていない。7年かけたのは、調べても調べても終わらなかったんですよ」 18年前、ミャンマーの奥地で日本のものにそっくりな納豆ご飯を食べたことなどがきっかけで納豆に興味を抱いた。そこからアジア各国や日本各地で取材を重ね、4年前に『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』を刊行した。 「最初はこんな大げさな話になるとは思わなかった。納豆自体の奥深さに取りつかれてしまいました」 今作にもアフリカの「ハイビスカス納豆」「バオバブ納豆」や韓国の「隠れキリシタン納豆」など、インパクト抜群の納豆が続々登場。百戦錬磨
「納豆」とは何なのか? ノンフィクション作家・高野秀行氏がアジア辺境を訪れ、現地独特の納豆の存在を紹介した著書『謎のアジア納豆』。その発刊から4年が経ち、2020年8月、同氏の最新作『幻のアフリカ納豆を追え!』が発刊された。今度のテーマも「納豆」、そして舞台は「アフリカ」へ。 同著では、アフリカなどの取材ルポを通じて「納豆とは何か」という根源的なテーマへと導かれている。今回の著書について、日本で唯一の「大豆」業界専門誌「月刊ソイフードジャーナル」が高野秀行氏本人に話を聞いた。 *** ――前作「謎のアジア納豆」を発刊した時の反響はどうでしたか? とにかく驚かれました。納豆は日本独自の食べ物だというのが(世間の常識として)あったので。海外にもある事に純粋に驚かれました。 ――納豆業界からの反響は? 3年ほど前に全国納豆協同組合連合会(=納豆連)の同友会で講演者として呼んでいただきました。懇親
前回のあらすじ:「納豆みたいなものがあるらしい。しかも名前は現地語で”ネテトウ”」…高野率いる納豆探検隊は、にわかには信じがたい噂を元に、アフリカNo.1の美食大国セネガルで調査を開始した。南国らしい開放感にあふれた首都ダカール、その市場では多種多様な「納豆」が至る所で売られていた。市場から戻った探検隊はセネガル人のマンボイさん(陽気なムスリムの女性)のお宅にお邪魔し、納豆料理ならぬネテトウ料理を見せてもらうことになった―― *** マンボイさんとカディちゃんというお手伝いの女の子が二人がかりで作ってくれたのは二品。いずれもセネガルで代表的な家庭料理だという。一つは「スープ・カンジャ(オクラのスープ)」、もう一つは「チェッブ・ジョーラ(ジョーラ族の米料理)」。セネガル料理は基本的にワンプレートなので、一回に一つの料理しか作らないが、私たちに時間がないため一度に二種類作って見せてくれたのだ。
「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それをおもしろおかしく書く」。そのモットーを読者にこれでもかと突き付ける新刊を、ノンフィクション作家・高野秀行さんが刊行した。タイトルは『幻のアフリカ納豆を追え! そして現れた<サピエンス納豆>』、4年ぶりの本格ノンフィクションだ。 過去の冒険において辺境で納豆を見てきた高野さんは、日本における「納豆をたべられるか否か」で外国人の<日本人度>を計るような風潮に疑問を抱いてきたという。納豆は本当に日本だけの伝統食なのか、今回、「納豆らしき発酵食品」があるという話を聞きつけ、旅立ったのが西アフリカだ。 納豆探検隊による数か国にわたる探索の中でも際立つのが、アフリカNo.1の美食大国セネガル。「納豆みたいなものがあるらしい。しかも名前は現地語で”ネテトウ”」…にわかには信じがたい噂を元に調査を開始すると、市場で当たり前のように売られる納豆から、
ツルマメは河川敷や田んぼのあぜ道に多い野生のマメで、以前より食用価値について興味があったのですが、先日の試食ではなかなかいい感触を得ることができました。(さすが原種) であれば、より色々試して見たくなるのが野食家の性。 というわけで、今回は「大豆といえばコレ!」というものにトライしてみようと思います。 ツルマメ納豆は美味しいツルマメのサヤは完熟すると裂けて豆が飛び出すので、マメを集める時は蔓ごとビニール袋に入れて振り回すといいです。 手で集めていくのはかなり面倒なのと、サヤの表面に生えた繊毛が飛び散り埃になるのであまりオススメしません。吸いまくったらアレルギーになりそう。。 集めたマメは水に漬けて沈んだものだけを取り出し、利用します。 圧力鍋で15分ほど加熱。 その間に用意したるは 市販のパック入り納豆。 中身は食べ、ガワだけを利用します。 茹で上がったツルマメ。 キドニー豆のミニチュアみ
“日本以外でも納豆が食べられていたの?納豆にこんなにすごい背景があるなんて!”と衝撃を与えた『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』から4年。前作で解き明かしきれなかった異国の納豆の正体を、完全に明らかにした驚天動地のノンフィクションがいよいよ発売された。 発売直前のある日、新潮社の会議室を高野秀行さんは一日ジャックしていた。リモートを含め取材が5本。新型コロナ禍で酷暑のなかでも注目度は相変わらず高い。そしてご本人のテンションもアゲアゲである。すばらしき納豆の世界へようこそ! ー『幻のアフリカ納豆を追え!』出版おめでとうごさいます。それにしても日本、朝鮮半島、東南アジア、びょーんと飛んで西アフリカで同じ発酵食品が食べられているのは面白いですね。なんでなんでしょう? 高野 :それを解き明かしたくて、この本を書いたんですけどねw 日本人だけがうま味を感じているわけじゃないってことですよ
1967年山梨県生まれ。新聞記者を経てフリージャーナリスト。主な著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』(ともに日本経済新聞出版社)、『爆買い後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』、『中国人エリートは日本をめざす』(ともに中央公論新社)、『なぜ中国人は財布を持たないのか』(日本経済新聞出版社)、『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(プレジデント社)『日本の「中国人」社会』(日本経済新聞出版社)、『いま中国人は中国をこう見る』(日経プレミアシリーズ)、『中国人が日本を買う理由』(日経プレミアシリーズ)などがある。 SNSをやっている人はご存じだと思うが、SNSには「昨年、あなたはこんな投稿をしました」という、なんともご親切な振り返り機能というものがある。先日、私のSNSにも「2年前の今日、あな
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