回転ずしブームで人気に 回転ずしなどでおなじみのサーモンの人気が、一層高まっている。主産地のノルウェーでは、沿岸での養殖を中心に活発に生産され、昨年は日本への輸出も過去最高に。一部の業者は、イクラの生産にも乗り出したといい、期待が膨らんでいる。(時事通信水産部長 川本大吾) 北極圏の養殖場で育てられたノルウェーのブランド魚「オーロラサーモン」=2022年10月29日、東京都内【時事通信社】 ノルウェーは水産物の輸出大国。30年以上前から日本へサーモンを輸出しており、いけすから水揚げ後、内臓や頭などを取り除いて空輸する。同国通商産業水産省所管の「ノルウェー水産物審議会」(NSC)によると、2021年の日本へのサーモン輸出量は、内臓や頭などを含めた原魚換算で約5万トン。10年前の11年(約3万4000トン)に比べ5割ほど増加し、過去最高を記録した。 日本では1990年代半ばまで、サーモンの人気