米軍の新型輸送機MV22オスプレイが国内に配備され、各地で反発もある中、オスプレイのプラモデルが人気を集めている。県内の模型店では、昨年夏ごろから入荷してもすぐ完売する状態が続く。国内に出回っているのはすべて輸入品だが、国内配備の前から米軍の最新鋭輸送機に着目していた県内メーカーは、6月の発売を目指して開発を進めている。 「飛行機のハセガワ」で知られる模型メーカーハセガワ(焼津市)は、「いつか自衛隊がオスプレイを導入するかもしれない」と、オスプレイの国内導入問題が浮上する数年前に目を付け、模型の開発に着手していた。導入への反対運動など社会的な状況を考慮して開発を一時中断していたが、昨年10月に再開した。 同社営業部の枡本泰人次長は「オスプレイは外観だけでなく内部も構造がユニーク。模型ファンには人気が出ると思う」と自信をのぞかせる。 飛行機の模型だけで2千点以上を置く沼津市の専門店「K