警察署の敷地内で、乗っていたタクシーを盗んで暴走させたとして、宇都宮中央署は24日、宇都宮市戸祭町、会社員河野道一容疑者(43)を窃盗と道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで現行犯逮捕した。 発表によると、河野容疑者は同日午前5時30分頃、同署(同市下戸祭)の敷地内で、飲酒後に乗ってきたタクシーを奪い、運転した疑い。その際、駐車場に止めてあった警察車両2台にぶつかり、同署の渡り廊下の柱に激突した。けが人はなかった。 同署幹部によると、河野容疑者がタクシーに乗車したまま寝てしまったため、行き先に困った男性運転手(68)が同署を訪ね、エンジンをかけたまま署内で事情を説明していたところ、河野容疑者がタクシーを奪ったという。調べに対し、河野容疑者は「よく覚えていない」と話しているという。