県こども動物自然公園(東松山市)は中央アジアなどに生息する小型のヤマネコ「マヌルネコ」の自然繁殖に成功し、子ネコ四匹=写真、同公園提供=の公開を始めた。同公園のマヌルネコは八匹になった。 マヌルネコは生態が不明な点も多く、国内では四動物園に十数匹しかいない。四月十八日、雌のタビー(六歳)が四匹を出産した。タビーは警戒心が非常に強いため、飼育係が慎重に見守り、五月七日、タビーがえさを食べているすきに巣箱をのぞき、四匹の赤ちゃんを確認。同十七日、初めて赤ちゃんが巣箱から出たという。赤ちゃんは巣箱で寝ている時間が長く、見られない場合もある。問い合わせは、同公園=電0493(35)1234=へ。 (中里宏)