歌手でタレントのやしきたかじんさん(本名家鋪隆仁)が3日に死去したことが7日、明らかになった。64歳だった。活動は関西が中心だったが、切れ味鋭いコメントに全国にファンを持つ、日本を代表するスーパースターだった。 大阪市西成区で生まれたたかじんさんは、1976年にシングル「ゆめいらんかね」でメジャーデビュー。群を抜いた歌唱力と軽快なトーク術で人気を集める。86年には自身の代表曲となる「やっぱ好きやねん」をリリース。関西を中心に大ヒットとなった。 テレビ・ラジオ番組ではタブーを恐れない発言や、切れ味鋭いトークで関西のお茶の間を魅了した。歌手ながら86年に日本放送演芸大賞「ホープ賞」、93年には上方お笑い大賞「審査員特別賞」を受賞。出演する番組の多くが高視聴率を記録したことから「関西の視聴率男」とまで呼ばれるようになっていった。 たかじんさんといえば、“北新地の帝王”と呼ばれるほど、関西有数の歓