ついに悲願達成だ。新日本プロレスの年間最大興行「レッスルキングダム15」(4日、東京ドーム)で行われたIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権は、挑戦者の飯伏幸太(38)が内藤哲也(38)を破り2冠王者に輝いた。デビューから実に16年半、あこがれだったIWGPヘビー級ベルトを初めて巻き〝ドラマティックドリーム〟が結実。だが決して平坦な道のりではなかった。夢を追いかけ続けたゴールデン☆スターの原点と今後の進むべき道とは――。 同い年で切磋琢磨してきた内藤との頂上決戦は文字通りの死闘となった。2発のカミゴェをカウント2で返された飯伏は、バレンティアを浴びて劣勢に。それでも正調デスティーノを阻止すると、内藤の手をつかんだ状態でジャンピングニー一閃。最後はこの日3発目のカミゴェで激闘に終止符を打った。2004年7月1日、DDTのリングでデビューした男がついに悲願のIWGPヘビー