2020年の東京五輪招致を推進する超党派議員連盟の会長に麻生太郎副総理兼財務相が就任することが5日、分かった。今月下旬の総会で正式に選出される。9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で開催都市が決定するため、元首相で五輪出場経験もある麻生氏を中心に招致活動を全面的にサポート。同時に、招致活動に悪影響を及ぼしかねない女子柔道界の不祥事による「負のイメージ」払拭も急ぐ。 議連の名誉顧問には、日本維新の会代表の石原慎太郎元東京都知事と森喜朗元首相の2人を迎えて招致議連の体制を強化する。また会長代行には、五輪メダリストで自民党の橋本聖子参院政審会長を起用する人事を内定した。 議連会長は森、鳩山由紀夫の両首相経験者が歴任してきたが、鳩山氏が民主党員の資格停止処分に伴い昨年7月に会長を辞任し、空席になっていた。さらに石原都政時代に国側の窓口役を果たした森氏が昨年12月に国会議員を引退。スポーツ行政