日本維新の会の橋下共同代表とみんなの党の渡辺代表が28日、今夏の参院選に向けた両党の合流や選挙協力をめぐり、批判合戦を繰り広げた。 発端は、渡辺氏が27日のみんなの党大会で、先の衆院選について「(維新の会は)30近い小選挙区で候補者をバッティング(競合)させてきた。猛省を促したい」と語ったことだ。これに対し、橋下氏は28日、大阪市役所で記者団に「渡辺氏にももう少し大人の政治家になってもらいたい。こういう発信を続けたら、また(参院選で)バッティングしてしまう」と非難した。 その後、渡辺氏は国会内で記者団に、「その言葉は、そっくりそのまま橋下氏にお返しする。選挙の間際に新党を作って、国民をだますようなことは、もうやめた方がいい」と反論した。
16日の衆院選で東京8区から無所属で出馬し、落選した俳優山本太郎(38)が24日、来夏の参院選に向けて事実上の出馬宣言をした。都内で脱原発集会に参加し、「次の参院選までの期間は、全国行脚をしなきゃいけない」と明言。脱原発の主張で一致する全国の候補者を応援して回りながら、自身も都道府県選挙区で出馬するとみられる。衆院選では次点ながら、7万1028票と大量得票。民意を追い風にして、参院選でのリベンジを目指す。 山本は衆院選後、都内での大規模集会に参加するのは初めてだった。東京8区で自民党の石原伸晃前幹事長の約13万票には届かなかったが、約7万票と善戦したことに「公示直前から選挙運動を始めて、7万票というのは、あり得ない数字だそうです。全国的には脱原発グループは惨敗でしたが、唯一の大健闘が、東京8区だった」と胸を張った。大量得票で自信を深めた様子で、来夏の参院選についても語り始めた。 「次の選挙
衆院選で第三党に躍進し、26日召集の特別国会から本格的に国政に参加する日本維新の会で20日、橋下徹代表代行に近い「大阪維新の会」側から、公然と旧太陽の党を批判し「石原外し」の動きをにおわせる発言が相次いだ。橋下氏や松井一郎幹事長はこうした不穏な言動を抑えようと努めているが、主導権確保のため、数の上で優位に立つ大阪側からのさらなる不規則発言も予想され、党の結束には早くも亀裂が入り始めている。 旧太陽批判を繰り広げたのは、比例代表近畿ブロックで初当選した東国原英夫前宮崎県知事と、橋下氏のエネルギー政策のブレーンである古賀茂明・大阪府市統合本部特別顧問。 東国原氏は20日、テレビ朝日番組で「全国を回って『どうして旧太陽と組んだのか』という批判が多かった」と述べ、旧太陽と合併すべきではなかったとの思いをにじませた。 司会者から「東国原氏は西軍(大阪組)ですよね」と聞かれると「もちろんです」と即答。
みんなの党は23日、「日本維新の会」に合流した小熊慎司、上野宏史、桜内文城の3参院議員の会派離脱を認めない方針を改めて示した。3人は比例代表で選出されているが、維新は小熊氏らを次期衆院選にくら替え出馬させる考えで、衆院選公示時に議席を返上するとしている。これに対して、みんなは直ちに議員辞職し議席を返上すべきだと譲らず、両党間の感情的な対立になりつつある。 維新の会代表の橋下徹大阪市長は23日、みんなの党の主張に一定の理解を示しながらも「議席返上の時期は今なのか。もうちょっと後でもいい」と強調した。 仮に3人が議員辞職しても、維新の残りの国会議員は6人で、政党要件に必要な5人以上は維持できる。ただし、参院議員は水戸将史氏の1人だけとなり、会派は結成できなくなる。 一方、みんなにとっては3人が議員辞職しない限り、繰り上げ当選による議員の補充ができず、会派の人数が減るだけに終わる。 参院では、議
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