東京オリンピック・パラリンピックの開催をめぐって世論が割れている。ライター・編集者の中川淳一郎さんは「いまは東京五輪の中止を求める声が大きいが、五輪が実施されれば、日本は多数のメダルを獲得するだろう。そうなれば空気は変わる。メディアは手のひら返しで、祝勝ムードを盛り上げることだろう」という──。 「五輪反対」を叫ぶと称賛される開催国・日本 いま、世間から「常識人」「人道派」「人権派」「人格者」と思ってもらえる、簡単な方法がある。それは、東京五輪の開催に反対することだ。 たとえば『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に登場するコメンテーターで、テレ朝社員でもある玉川徹氏が番組内で口にした「五輪開催強行はギャンブル。賭け金は日本人の命と健康」などは、まさに典型的な言葉であろう。その他、具体的な氏名は挙げないが、多くの著名人、そして野党議員が五輪中止を強く訴え、拍手喝采を浴びている。 また