将来は海外で子どもの貧困に関わる仕事がしたい。こんな夢を描いていた1人の女子高校生の元に突然、贈り物が届いた。玄米60キロ。とても1人で食べきれる量ではない。活用法を考えるうちに、身近な場所で起きている問題に気付いた。そして行動に移した。彼女の奮闘ぶりを紹介する。 【画像】高校生がデザインした「みこ米」のパッケージ 福岡県立輝翔館中教校6年の高橋はなさん(17)。昨年7月、国際貢献をテーマに、高校生が福岡県宗像市で合宿して意見を交わす「日本の次世代リーダー養成塾」に参加した。入塾式では「子どもの貧困や教育に関わる仕事が夢なので、たくさんの考え方や価値観に触れて世界を広げたい」と決意表明。その様子は西日本新聞に掲載された。 養成塾を終えて帰宅後、高橋さんの両親の知人から連絡があった。「新聞を読んだよ。米を送るから使ってね」。届いたのが、玄米だった。 確かに子どもの貧困問題に関わりたいと考