「海の駅とまり」を運営する湯梨浜振興(鳥取県湯梨浜町)は「ウマヅラハギ」の陸上養殖を6月から始める。まず天然の稚魚からの養殖技術を確立し、養殖魚から採卵してふ化させる完全養殖技術の実現をめざす。2年後をメドに学校給食用などに出荷を始める計画で、珍味とされる肝を使った特産品開発も進める。県栽培漁業センター(湯梨浜町)と学校給食などを手がけるコタニ(鳥取市)との共同事業として取り組む。6月から天然
脂ののった肝が人気のウマヅラハギ。尾道東部漁協(尾道市向東町)と県立総合技術研究所水産海洋技術センター(呉市音戸町)が、その肝を通常の約2倍の大きさに成長させる養殖技術を開発した。「フォアグラハギ」と命名し、同漁協は16日、出荷を始めた。 (佐藤行彦) この日、尾道市東尾道で開かれた「水産まつり」。同漁協ブース前には、フォアグラハギを買い求める人だかりができた。水槽に用意した約100匹は30分足らずで完売。身や肝を煮付けにした試食コーナーにも行列ができた。 福山市高西町の主婦山田美幸さん(64)は「肝がまったりしておいしい。口の中でとろける」と話し、孫の紗菜ちゃん(5)も「甘かった」と笑顔だった。 ウマヅラハギは瀬戸内海など、北海道以南の全国の沿岸部に生息し、体長約20~30センチ。4~5月に最も多く取れるが、肝に脂がのり、鍋などに適した冬場の漁獲量は少ない。同センターは4年前から、肝をよ
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