土用の丑の日を7月27日に控える中、国産ウナギの販売価格が文字通りのうなぎ上りだ。原因は、過去数年にわたって全国的に続いているシラスウナギ(ウナギの稚魚)の不漁だという。 仕入れ値の高騰に泣くウナギ料理を出す飲食店が苦肉の策として検討を始めているのが、安価な中国産ウナギの使用だ。これまで、国産品との味の違いやイメージの悪さから、ウナギ専門店を中心に敬遠されてきた中国産ウナギだが、築地市場での国産品の卸売価格が前年比で7割近く上昇する中、背に腹は代えられない状況となっている。 しかし、中国産ウナギの消費に慎重にならざるをえないような出来事も起きている。中国の水産養殖現場では、養殖魚への経口避妊薬投与が横行しているのだ。経口避妊薬に含まれる女性ホルモン成分のエストロゲンで、養殖魚の成長を促進させることが目的だという。 今年5月には、中国版Twitter「微博」で、環境保護専門家が「水産養殖に使