暦の上では春とはいえ、まだ寒い日が続く。 春の訪れが待ち遠しい一方で、去りゆく冬に悔いを残さないよう、存分に食べておきたいものの一つが、中華まんだ。 ところで、昔は中華まんというと、まず肉まん、あんまん、3番手にはカレーまんが位置していた気がする。 しかし、ピザまんが登場するとともに「4大中華まん」になった印象があり、近年は素材にこだわった高級中華まんも人気だ。気づくといつの間にかカレーまんはあまり見かけない存在になっている。 近所の各社コンビニ店舗やスーパーを巡ってみたが、ノーマルの「カレーまん」の扱いはほぼゼロに等しいものだった。 いったいいつから、カレーまんは衰退していったのか。井村屋に聞いた。 「確かに現在は、肉まん、あんまん、ピザまんのウェイトが高く、カレーマンは低いですね」(経営戦略本部) 井村屋では、チルドパックではカレーまんの扱いがあるが、冷凍パックにはない。また、コンビニ