これぞ道民の味 「いとしの大衆食堂」きょう発刊 地域に愛される32店紹介 札幌の北室さん、田渕さん (11/22 00:36) 完成した本を手に、取材を振り返る北室かず子さん(左)と田渕立幸さん 地域住民や旅行客に愛される道内の食堂32店を紹介した本「いとしの大衆食堂」が22日、北海道新聞社から発刊される。ライター北室かず子さん(51)とカメラマン田渕立幸(たてゆき)さん(46)=いずれも札幌市在住=が5年かけて丹念に取材。店主の半生記や地域史を織り込んだ読み物としても楽しめる。 2人は2008年、月刊誌の特集記事のために道内の食堂の取材をした際、「これからも魅力ある地域の食堂を残すお手伝いをしていきたい」と考え、将来的に本にまとめようと決意した。 田渕さんがこれまで雑誌の取材や趣味の釣りの際に入った各地の食堂をまとめたデータの中から、これぞという32店を抽出。必ず2人で訪れ、店主のこだわ