浜松市西区の浜名湖かんざんじ温泉観光協会はこのほど、特産のカキをウナギのかば焼き用タレで味付けした「牡蠣(カキ)カバ丼」の普及を目的としたセミナーを、同区舘山寺町の浜名商工会庄内支所で開いた。市内の飲食店に提供してもらえるよう同協会関係者らが魅力を紹介した。 近隣観光地に店舗を置く飲食店店主ら約20人が出席。同協会の佐藤英年専務理事が「当初はマスメディアなどから注目を集めたが最近は低調。何とか販売店数を増やして盛り上げていきたい」と述べ、牡蠣カバ丼のおいしさや誘客効果を強調した。地元の水産業の専門家も浜名湖カキの歴史や特徴などを説明した。 ウナギに代わる冬場の名物にと協会員らが2010年に考案した牡蠣カバ丼は、浜名湖産のカキやノリ、遠州産のタマネギなどを使うことが条件。現在は毎年11~3月に市内16店舗で販売されているという。 参道彩る灯籠作り 浜松・奥山小児童、方広寺に設置へ (20