なぜ竹に酒が溜まるのか今回快く竹林を貸してくれたのは、田舎サバイバル実践家の永野太郎さん。彼の家の裏にはモウソウチクの竹林が、また近所には彼が管理を手伝っているマダケ・ハチクの竹林があり、そこで酒の湧く竹を探させてくれることになりました。 季節にそぐわない大雨が降った翌日で、透き通ったような大空が広がっています。 しかし、本当にかぐや姫よろしく酒が詰まっているような酒は存在しているのでしょうか。 永野さんに聞いてみると「自分も一回だけ見たことがある」とのこと! 竹の樹液(篩管液)はかなり高い糖度を帯びており、また竹の表面には酵母がたくさん付着しています。そのため、竹の樹液にその酵母がつくことで発酵が起こり、酒と化すことがあるのだそう。 一方で、長らく竹林の管理をしている永野さんでも「一回だけ」しか見たことがないということは、出会うのはなかなか難しいのではないかということも推測されます。 考