JR西川口駅周辺のチャイナタウン化が急速に進んでいる。西口のロータリーから伸びる大通りを左手に曲がると、中国料理店の看板が一気に目に入ってくる。昔からあるいわゆる「中華料理」ではなく、本場の中国料理を出す飲食店は東京都内でも増えているが、ここにはビルのテナント全てが中国料理店や中国関連の店というところも多い。 赤地の看板にちょうちんをぶら下げたレストランに入ってみる。外看板に書かれたメニューに日本語が一切書かれていない店すらある中で、訪れた店は全てのメニューに日本語が書かれていた。周りを見渡すと、家族連れや仕事帰りのサラリーマン、さらに、終始互いにスマートフォンをいじりながら軽い食事を取っている若いカップルもいた。一見、普通の中華料理店と変わらないが、会話に耳をすませると客はほとんど全てが中国人だった。 中国料理店が密集するエリアから少し離れたところにある、大手ディスカウントストア内に入っ