大学時代「慶應ガール」と呼ばれ、華やかなイメージを持たれていた慶應卒の女性。同じ三田キャンパス出身でも、卒業後の進路は十人十色。 しかし、29歳という年齢が一つのターニングポイントであるという点は共通している。彼女たちの前にいくつもの選択肢が広がるが、同時にそのいくつかを選択しなければならないタイムリミットが迫る。 今週から数人の、29歳、ないしは29歳の頃の「慶應ガール」の人生を、紹介していく。 <今週の慶應ガール> 氏名:後藤由利 職業:外資系投資銀行営業職 学部:経済学部 年収:約1,800万円 住居:六本木一丁目の高級マンションの1LDK 家賃:40万円 出自:東京都港区。慶應義塾女子高校出身で、大学には内部進学で入学。父は優秀な証券アナリスト。 恋人:ラルフ(32歳、アメリカ人)。外資系銀行の米国本社から日本に派遣され、3月に帰国予定。 由利は目鼻立ちがはっきりとした美人で、どん