「本当に、味判ってんの?」漂う緊張感 コメントの説得力は、タレントの格に比例 “鼻からスッと抜けて、後から追いかけ”れば問題ない “一発屋”芸人には、有難く、そして厄介な仕事でもある『食レポ』。料理を口にした瞬間、周囲の注目が集中する。その緊張感は、もはや『大喜利』。「思ったよりしつこくない!」「あっさりしてるけどコクも!」。必殺“逆張り”メソッドで切り抜ける。駄目押しで「俺……買ってかえろ―!」。噓ではない。念のため。(髭男爵 山田ルイ53世) “甘味ブワ―っと”水道水 週に一度、甲府を訪れる。 山梨放送(YBS)の昼のラジオ番組、そのパーソナリティーを担当しているからである。 三時間半の生放送と大役だが、仰せ付かって早五年……有難い。 その日の中継コーナーは、“利き水”企画。 水道水と地元の名水が満たされた二つのコップを飲み比べ、名水の方を当てるという趣向である。 中継先のリポーター