「以前から、事故はたまに起きていたけど、最近は立て続けですからね。これでもう完全に自殺の名所になってしまった……。日曜日の事故が決定打になったと思います」 憂鬱な表情でそう語るのは、毎朝、JR総武線の新小岩駅(東京都葛飾区)から通勤している20代男性会社員。男性の言う「日曜日の事故」とは、9月18日午前11時過ぎ、新小岩駅で起きた40代女性による飛び込み自殺のこと。多くのメディアがこの事故を報道した。それもそのはず、新小岩駅での同様の事故はこの2ヵ月半で5件目となるからだ。 最初の事故が起きたのは7月12日午前10時。駅を通過する大船行きの特急「成田エクスプレス」に40代の女性が飛び込んだ。女性は列車にはね飛ばされ、ホーム上のキオスクに衝突。割れたガラスなどで周囲にいた4人の男女が負傷したこともあり、テレビのニュースやネットで大きく取り上げられた。 すると、翌7月13日の13時過ぎに50~