熊本地震からまもなく半年になるのを前に、大きな被害を受けて立ち入りが禁止されている熊本城の本丸御殿の内部が12日、地震のあと初めて報道各社に公開されました。 熊本地震から14日で半年になるのを前に、熊本城を管理する熊本市は12日、地震のあと初めて本丸御殿の内部を報道各社に公開しました。 本丸御殿は、外観上は目立った被害はなく、最も格式が高いとされる「昭君之間」では金ぱくを使った障壁画はほぼ無傷でしたが、床が西側に4センチほど沈んでいたということです。また、「若松之間」と呼ばれる居間では、障壁画の一部がゆがんでいたほか、茶室の壁に大きな亀裂が入ったり、障子がたわんだりしていました。 熊本市は、いずれも土台になっている石垣の内部の小さな石や土が地震の揺れで沈み込んだ影響ではないかと見ています。 12日は天守閣の出口部分も公開され、天守閣の下にある石垣の一部が崩れ落ちているのが見られました。 熊