菅義偉首相は4日、フジテレビの番組に出演し、新型コロナウイルス対策として緊急事態宣言に準じた対応が可能になる「まん延防止等重点措置」の対象地域拡大について、感染状況次第で柔軟に対応する考えを示した。 【図解】緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の比較 「必要ならちゅうちょなく、と思っている」と述べた。 首相は番組で、新規感染者数が増加傾向にある東京都への適用に関し、「ありとあらゆる可能性を見ながら取り組んでいる」と説明。都から要請があった場合の対応について「専門家と状況や見通しを相談する中で判断していきたい」と述べた。 政府は1日、大阪、兵庫、宮城3府県を対象にまん延防止措置の初適用を決定した。期間は5日から大型連休が終わる5月5日までの1カ月間。飲食店に午後8時までの営業時間短縮を要請するなど集中的な対策を講じる。
再び、天下の愚策を繰り返すのか――。全国で停止中のGoToトラベルに替わる国の支援事業が、4月1日からスタートする。新型コロナウイルスの感染再拡大が勢いを増す中、人の移動を促すアクセルを踏んだら何が起きるのか――。正気の沙汰とは思えない。 ◇ ◇ ◇ 国の支…
公明党の山口那津男代表は30日の記者会見で、中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権侵害をめぐり、日本が対中制裁に踏み切る欧米諸国と足並みをそろえるべきかについて慎重な考えを示した。「わが国が制裁措置を発動するとすれば、(中国当局の)人権侵害を根拠を持って認定できるという基礎がなければ、いたずらに外交問題を招きかねない」と述べた。 国内では超党派で、海外での深刻な人権侵害行為に制裁を科すための日本版「マグニツキー法」の制定に向けた動きも進む。山口氏は同法の制定についても、「日本にとってはいかがなものか。慎重に検討すべきと考える」と述べた。 山口氏は中国が日本にとって最大の貿易相手国であり、幅広い日中の交流の歴史があることを指摘し、「国際的な緊張の高まりや衝突を回避し、(緊張を)収められるような積極的な対話を日本こそ主導すべきではないか」と強調した。
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するという政府の目標。しかし、日本の産業界からは「実現へのハードルが高い」という声も上がっています。 世界で活発になる温室効果ガスの大幅な削減に向けて、日本はどう答えを見つけていくのか。果たして実現は可能なのでしょうか。 経団連の中西宏明会長に、日本がたどるべきカーボンニュートラルへの道筋と、その課題を聞きました。(経済部記者 山田賢太郎) 2018年に経団連の会長に就任した中西氏。就任以来、気候変動問題で産業界に対する社会からの厳しい視線を意識してきたと言います。 海外では、EUが日本に先んじて「温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする」という目標を打ち出し、中国も「2060年までに実質ゼロを実現できるよう努力する」という目標を掲げました。ことし就任したアメリカのバイデン大統領も、選挙で温室
EU=ヨーロッパ連合は中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害に関わったとして自治区の当局者らに対し、EU域内への渡航禁止などの制裁を正式に承認し、即日、発動しました。 EUは22日、外相会議を開き、世界の人権状況について協議しました。 その結果、中国の新疆ウイグル自治区で人権侵害に関わったとして自治区の公安部門のトップら4人と、自治区の開発や治安維持を担う組織「新疆生産建設兵団」の公安局に対し、EU域内への渡航禁止と資産凍結の制裁を科すことを承認し、即日、発動しました。 EUが中国に制裁を科すのは、EUの前身のEC=ヨーロッパ共同体が1989年の天安門事件を受けて武器の輸出禁止の措置を取って以来、初めてです。 EUは去年12月、中国との投資協定を結ぶことで大筋で合意した一方、ウイグルや香港などをめぐる人権問題では厳しい姿勢で臨んでいます。 これに対し、中国政府はEUのヨーロッパ議会で外交委員
国民の生命・財産を守ることが国家の究極の目的である。領土を守るというのは、その両方の側面があるから、どの国も小さな領土でも国家の全精力を注いで守ってきた。ところが、それができているのか不安になるのが、世界第3位の経済大国・日本である。 【写真】習近平は「サラミ戦術」で確実に尖閣に近づいている 2021年2月、中国で「海警法」が施行された。日本の海上保安庁にあたる海警局が正式に準軍事組織に格上げされたと考えればよいが、つまりは武器の使用を含めて軍隊並みの装備や行動が許されることになった。すると間髪入れず、連日のように沖縄・尖閣諸島の周辺海域や、ついには日本の領海にまで海警局の艦船が侵入するようになった。 日本人が「まさか」と思うことが世界では当たり前に起きる。こと中国に関しては、「そこまではやらないだろう」ということを世界の非難のなかで堂々と続けてきた歴史がある。南シナ海でしたことは尖閣でも
中国がコロナ禍の混乱の隙を突くように日本の領海への侵入を繰り返し、東シナ海の緊張が高まっている。今年2月1日に中国政府が海警局に武器使用権限を与える海警法を施行し、海警局を「第2の海軍」化した。 【写真】飛沫防止パネルごしに記者会見を行う二階幹事長。マイクからはたわんだ配線、右手後方に国旗の前で資料を読む職員 ところが、肝心の日本政府の動きは非常に鈍い。加藤勝信・官房長官は領海侵入に、「遺憾である」と繰り返すだけで、茂木敏充外相は海警法について、「国際法に反する形で適用されることがあってはならない」と中国に“お願い”する始末だ。 弱腰の菅政権とは対照的に、日本の政界で中国の海警法と領海侵入を最も強く批判しているのが日本共産党だ。 志位和夫・委員長は2月12日、「海警法の施行は国際法に違反」するとして撤回を求める談話を発表。この日本共産党による中国共産党政権批判には、自民党内から「よく言った
日本は「怖い国」だって…? ある「在日コリアン」が直面した「強烈な違和感」 ニューカマーたちの「リアル」 在日コリアンが直面した「強烈な違和感」 数年前から日本の新聞、テレビ放送などで折に触れ外国人に対する「差別やヘイト」をテーマにした話題が語られるようになっている。日本社会で外国人に対する「差別やヘイト」の雰囲気が高まり、在日外国人たちが「いつ殺されるかわからない」という恐怖に怯えながら暮らしているというのだ。 断っておくが、私は「差別やヘイト」を容認しているわけではない。 しかし、主にリベラル系メディアによって報じられるこの種の報道には特徴がある。 自らを被害者と語るのは、主には日本で生まれた在日韓国・朝鮮人であり、大概がその訴えは1923年に発生した関東大震災時の朝鮮人虐殺に結びつけて語られるのである。 私はしかし比較的最近日本での生活を始めた韓国人であるが、そんな恐怖を感じたことが
長男の接待疑惑で国会で炎上中の菅首相(C)朝日新聞社 記者会見の準備をする山田真貴子・内閣報道官(C)朝日新聞社 菅義偉首相の長男、菅正剛氏が務める放送関連会社「東北新社」から総務省幹部が接待を受けていた問題が、底なし沼のようになってきた。 【写真】菅首相の長男から接待を受けていた内閣広報官の素顔はこちら 発覚した接待は計38件、接待された幹部、職員らは13人に上った。 菅首相は連日、国会で追及を受け、「長男は別人格」と防戦一方だが、総務省は接待を受けた職員、元職員13人のうち、11人が国家公務員倫理規程に違反する可能性があると認めている。 中でも「本当に驚いた」とされるのが、首相の懐刀とされる山田真貴子内閣広報官も接待を受けていたことだ。 総務省が公表した資料では山田氏が接待を受けたのは2019年11月、一人74203円で超豪華な会食だったことがわかっている。その席には東北新社社長らとと
天皇陛下は、誕生日を前に、お住まいの赤坂御所で、アクリル板の設置など 感染防止対策が取られる中、記者会見に臨まれました。 (宮内記者会 代表質問1) 新型コロナウイルスの感染拡大により、皇室の活動も制限され、天皇陛下が多くの国民と交流される機会が減りました。国民との直接のふれあいが難しい中、陛下は皇后さまとご進講を重ね、オンライン行幸啓を始めたほか、元日には国民に向けたビデオメッセージも公表されました。感染症の影響が長期化する中で、コロナ禍の天皇や皇室の在り方、今後のご活動の方針について、どのようにお考えでしょうか。新しい取り組みについてのご感想とともにお聞かせください。 (天皇陛下) 日本の歴史の中では、天変地異や疫病の蔓延など困難な時期が幾度もありました。 これまでの歴代天皇の御事蹟をたどれば、天変地異等が続く不安定な世を鎮めたいとの思いを込めて奈良の大仏を作られた聖武天皇、疫病の収束
(CNN) 中国政府が運営する新疆ウイグル自治区の収容施設に教師として着任した1日目、ケリビナル・シディクさんは兵士2人が若いウイグル族の女性1人を担架にのせて建物の外へ運び出すのを見た。 【映像】新疆ウイグル自治区の収容施設、女性たちが語る内部 「女性の顔には生気が全くなかった。頬の色は失われ、呼吸もしていなかった」と証言するシディクさんは、元小学校教師。やむを得ない事情により数カ月間、新彊の収容施設2カ所で中国語を教えたという。2017年のことだった。 施設に勤務していた女性警官はこの後、運ばれた女性が出血多量で死亡したと告げたが、その原因は明らかにしなかった。この一件を皮切りに、女性警官はいくつもの話をシディクさんに聞かせることになる。3カ月間教師として働いたその施設は厳重な警備が敷かれた建物で、女性のための収容所だった。 シディクさんによれば、その女性警官は上司の命令で施設内でのレ
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の辞任と、前日11日に森氏からの後継指名を受諾する考えを示していた川淵三郎氏(84)の辞退による後任人事の白紙化という前代未聞の事態は、日本の混乱ぶりを世界に知らしめることとなった。東京大会は一体、どうなってしまうのか。スポニチ本紙の藤山健二編集委員(61)が混迷する祭典を語った。 【写真】川淵氏の自宅前に集まった多くの報道陣 川淵氏の就任で心機一転再スタートのはずが、一夜にして白紙に戻る大どんでん返し。両氏が事前に各方面に何の根回しもしていなかったのも驚きだが、進退問題のさなかには「組織委が決めること」と知らん顔を決め込みながら、後任には口を出す政府や与党の二枚舌にはあきれてものが言えない。森氏の“女性蔑視発言”から始まった今回の混乱がどれだけ国民の五輪離れを加速させたか、この人たちはまだ分からないのだろうか。ただただ情けない限りだ。
あぁ、日本に行きたい… 想念日本、想念京都、想念日本711的関東煮!!(セブンイレブンのおでん)…… 中国のSNSを見ていて、今年後半以降、“日本”に関連するフレーズがずいぶんと増えていることに私は気がついた。「想念」とは中国語で「懐かしがる」「恋しがる」「ずっと心に思っている」というような意味だ。 どうやら、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、日本に来られない期間が長くなるにつれ、「あぁ、日本に行きたい……」という気持ちを抑えきれず、思わずSNSに「日本愛」を吐露してしまう日本ファンが急増しているようなのだ。その中には、上記のように、日本のセブンイレブンのおでんを挙げているフレーズまであった。 コロナ以前の2019年、訪日中国人観光客は過去最高の約960万人に達していた。日本は中国人の海外旅行先の中で人気ナンバーワンの国となり、ここ数年、日本ファンは右肩上がりで増え続けている。 明確な
菅政権発足から100日超。25日には3回目の首相会見を実施したが、これまでの会見は海外メディアには、どう映っているのか――。日本駐在歴23年、仏リベラシオン紙のカリン西村記者(50)に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ――首相会見をどう見ていますか。 8年近くの官房長官時代、菅氏は文書を読み上げ、即答できない質問には官僚がメモを渡していた。総理になっても同じ。本当の記者会見をしたことがないのだなと思います。 ――会見と呼べるものではない、と。 自分の言葉で語っていません。記者が事前に質問を伝えて、官僚が作った回答の原稿を読み上げているだけです。それを記者は一生懸命、カチャカチャとタイピングする。ならば、原稿を配ればいい。厳しい質問には少し自分の言葉で切り出すが、後はメモを読むのみ。安倍前首相よりひどいと思う。 ――フランスのトップの会見はどうなのですか。 大統領は数多く会見をしているわけではありま
宮崎康平氏が「からゆきさん」をインタビューした際に録音したテープ。「からゆきさんの話(1)」と書いた紙が貼られている=内嶋善之助さん提供 「一日一晩のうちに、49(人と)したよ……」。16歳の少女は、船底で汚物にまみれて海を越え、見知らぬ異国で春を売った。幕末から明治、大正にかけ、貧しさから海外に渡り、娼婦(しょうふ)として働いた女性「からゆきさん」。その一人が約60年前、その過酷な体験を赤裸々に語った約12時間分の肉声がテープに残されていた。からゆきさんが自らについて語ったり書き残したりした史料はほとんど残っていない。この女性はシンガポールで裕福なイギリス人に身請けされ、たくさんの宝飾品を贈られて「ダイヤモンドおなご」と日本人の間で呼ばれた。30歳半ばでホテル経営に乗り出すほど成功したが、帰国後、だまされてほぼ無一文になるなど、波乱に富んだ生涯だった。しかし、海外に渡った女性の存在は地元
「私もずいぶん疲れました。助けてあげたいという気持ちは山々ですが、本当に限界があります」こう語ったのは、コロナの影響で生活に困ったベトナム人が集まり、「駆け込み寺」となっている埼玉県内の寺の住職です。いわゆる第3波の影響もあって、いま寺に助けを求める人が急増。支援が長期化する中で、無料で食事と住まいを提供してきた寺も苦境に立たされています。 (さいたま局/記者 大西咲) ベトナム人が暮らす「駆け込み寺」 多くのベトナム人が集まる埼玉県本庄市にある大恩寺。住職を務める在日ベトナム仏教信者会の会長のティック・タム・チーさんは、生活に困った人は断らずに、受け入れてきました。 コロナの影響で生活に行き詰まったベトナム人が、SNSなどを通じて次々と集まり、「駆け込み寺」となっています。 次の仕事が見つかるか、帰国するまでの間、寺で暮らしてもらい、食費や家賃などはすべて無料です。 これまでにおよそ60
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