ニーチェの有名な言葉に「おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」というのがあります。入力と出力が対であるように、見ることと見られることも常に対です。また、見る・見られるの関係は、視点の変換でもあります。視点を変えてみると、目に見えるものだけでなく、そこにある体験の意味や質も大きく変化します。そこにある「発見」こそが研究の醍醐味でしょう。 今回のマッドネスでは、奇想天外なカメラやディスプレイはもちろんのこと、「見る・見られる」に着目したユニークな人文研究、サイエンス、芸術作品などを広く募集します。研究を通してあなたが発見したことをぜひお披露目してください! 今回の募集テーマは<「見る・見られる」の発見 > です。自作のカメラを作ってみた、現実の見え方が変わるシステム、見えないものが見える、見ているつもりが見られていた、実は私たちはこんなところで見られている、などなど