R&D機能が大和事業所から都内に完全移行した。社長就任から2カ月が経過するマーティン・イェッター氏が会見に応じ、経営戦略や現状をコメントした。 日本IBMは6月15日、東京都江東区の豊洲事業所で「IBM東京ラボラトリー」の開所式を開催した。神奈川県の大和事業所の研究・開発機能が完全移行され、産学官連携を重視する新たな開発体制を推進していく。 IBM東京ラボラトリーは2011年7月に開設。約1年を掛けて大和事業所からの機能移転が完了した。 開所式には、同社からマーティン・イェッター社長、橋本孝之会長、久世和資執行役員(研究開発担当)らが、来賓として米IBMのジョン・ケリーシニアバイスプレジデント リサーチディレクター、東芝の須藤亮執行役員、日産自動車の山下光彦福社長らが出席。 イェッター氏が「新たな研究開発拠点が社会に貢献するものと期待している」と述べたほか、久世氏はパートナー企業や大学、行