IoT化された社会が実現されていこうとしている現在、建築領域でも加速度的に領域横断型の仕事が増えている。張り巡らされたデジタルネットワークがついに、空間や建築の分野にも浸食し結合し、建築家の仕事もコンベンショナルな建築物や構造・意匠設計から、もっと有機的な表現、業界外のプロフェッショナルとの協働型のクリエーションになってきている。今回のデザイントークは、建築家を経てライゾマティクスを立ち上げ、さまざまなアートやテクノロジーを使ったビジネスの実験を経て建築部門「Rhizomatiks Architecture」をスタートさせた齋藤精一さんと、日本と台湾を拠点に「コンピュテーショナル建築」の第一人者として存在感が高まっているnoiz architectsの豊田啓介さんを迎え、電通イベント&スペース・デザイン局の西牟田悠さんが「可変する建築」というテーマで未来へのビジョンを聞いた。前編・後編の2