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変則的な逆打ち工法による地下躯体の施工 江東区(仮称)シビックセンター 東京本店 工事事務所 鍋島 謙信 / 建築部 小川 雅史 はじめに 東京都江東区の臨海部に位置する豊洲地区では、オフィスビルや商業施設、高層マンション等の大規模な建設プロジェクトが進められています。一方、急激な人口増が問題化しています。これに対して江東区は、既存文化センターの機能を維持した複合施設を整備することで住民サービスの向上を図ると共に、オリンピックを見据えた豊洲地域の核・玄関口のシンボルとなる建物としたい考えです。 ここでは、当複合施設の地下躯体工事に採用した逆打ち工法を中心に紹介します。 当建物は地下1階、地上12階、最高部高さ69.67m、駅直結の区役所出張所の他、音楽ホール(300席)・ギャラリー・レクホール・会議室・図書館(18万冊蔵書)などの機能を併せ持つ複合ビルです(図-1)。地上部の主体構造は鉄骨
建設業本体とファブリケーターとの関係について鉄骨BIMを通して俯瞰すると、BIM運用に関する現状の課題と可能性が透かし絵のように浮かび上がってくる。 □3次元データに基づく正確な数量把握により、明確なコスト意識を関係者間で共有□ 建設業とファブリケーター双方にとって鉄骨BIM採用のメリットは明確だ。 鉄骨工事に際して建設会社が躯体、仕上げなどの施工図は描くが、鉄骨製作図はファブリケーターが描く。建設会社は鉄骨製作図と共に3次元データがあれば、外壁、設備、昇降機などとの取り合いを正確かつ迅速に把握できる。 ファブリケーターも3次元データをもとに建設会社と情報共有することで、頻繁に繰り返されていた変更も極力、減らせるので、手戻りも少なくなり、利益率向上に結びつく。 最もメリットが大きいのは、数量把握=積算=相見積もりについてだ。数量把握の根拠と3次元データをお互いに共有していれば、ファブリケー
鉄骨BIMソフト「KAPシステム」の運用メリットをファブリケーターと設備業者との関係に即して報告する。 □困難を極める2次元図面に基づき行われている鉄骨本体(躯体)と設備情報との調整□ 構造設計システムとの連携では通り芯、階高情報、部材配置情報、部材断面形状が取り込み可能だ。3次元データの「見える化」効果がより明快な設備BIMとの連携を紹介する。 設備配管を梁下に通すのであれば問題ないが、鉄骨にスリーブを開ける場合、ファブリケーターと設備業者との調整は煩雑だ。 従来は、ファブリケーター作成の2次元鉄骨伏図が設備業者に提供され、設備業者が伏図からスリーブの位置を決定、伏図や断面図に加筆してファブリケーターに戻す。ファブリケーターは干渉チェック、貫通条件などに基づきスリーブ位置などの情報を判定し、設備業者に返す。この工程を繰り返すが、本体の設計変更が発生、工期遅れや作業増により、利益率低下の主
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