最近読んだ本が衝撃だった。 科学系の本シリーズであるブルーバックスの「エントロピーがわかる」という本。 あまり、期待していなかったのだけれど、目から鱗、世界の見方がかわる位の衝撃をうけた。 この本は、翻訳本で、原本のタイトルは、”Entropy Demystefied” エントロピーの脱神秘化という意味。 サブタイトルは、”The second law reduced to plain common sense” エントロピーは、よく無秩序の尺度だといわれる。しかし、なんだかよくわからないけれど、これを用いるといろいろな現象が説明されるのだ、という物理学者、化学者などを強く引きつけるものだ。 エントロピーは、物理学では、熱力学と統計力学にでてくる。 熱力学では、エントロピーの増加の法則は、熱力学の第2法則といわれる重要な法則である(第一法則はエネルギー保存則)。 統計力学では、物体は、原子