11月25~26日、千葉県の幕張メッセ。イスラム教の戒律「ハラル」に対応した日本の製品やサービスをイスラム圏に紹介し、輸出拡大を図る「ジャパンハラールエキスポ2015」で、ひときわ目を引く一角があった。 鎧兜に身を固めた武士のイラストが中央に描かれた金色ののぼりで、上には「Samurai Ramen」の文字。これが鹿児島市の食品企画会社、ラジーゼン国際食文化研究所が開発・販売する侍ラーメンだ。 侍ラーメンは2014年9月に発売。SNSでじわじわと人気を集め、現在は2食入りの箱が月平均1300箱ほど売れる。国内の免税品店のほか、シンガポールやインドネシアからネットで注文も来るという。 今回、ラーメンを開発したCMO(チーフマーケティングオフィサー)の白澤繁樹氏に取材する機会に恵まれた。開発秘話を聞いて、記者は3つのステップが侍ラーメンを大ヒット商品に押し上げたと感じた。 当初はベジタリアン向