札幌市の秋元克広市長は5日、2030年冬季五輪・パラリンピック招致を断念し、目指す招致時期を34年以降に転換する方針を固めた。年内の可能性もある30年大会の開催都市内定までに、東京大会を巡る汚職・談合事件を受けて高まった市民の五輪不信を払拭し、開催への支持を高めるのは困難と判断した。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長と11日に東京都内で記者会見し、発表する。...
北海道新聞社は2022年12月16~18日、札幌市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致について18歳以上の札幌市民を対象に電話による世論調査を行った。招致への賛否は「反対」「どちらかといえば反対」と答えた人が計67%で、「賛成」「どちらかといえば賛成」の計33%の2倍となった。同じ日程で行った全道調査も反対意見が計61%で、賛成意見の計39%を上回った。 札幌市民の調査で反対意見が賛成意見を上回るのは2021年4月と22年4月に続き3回連続。前回より反対意見は10ポイント増えた一方、賛成意見は9ポイント減り、差は15ポイントから34ポイントに広がった。内訳は「反対」が過半数の52%、「どちらかといえば反対」が15%、「どちらかといえば賛成」が21%、「賛成」が12%だった。全道は前回、賛成意見が51%、反対意見が48%だったが、今回は賛否が逆転した。 反対の理由を単数回答で尋ねる
札幌の初夏を彩る風物詩「第26回YOSAKOIソーラン祭り」が7日開幕する。25年前、参加10チームで大学生たちが手作りで始めたささやかな祭りは、今や約280チームが参加し、観客200万人を集める巨大イベントに成長。全国各地、さらには海外にまで踊りの輪を広げる存在になった。一方、おひざ元の札幌では“YOSAKOI嫌い”の人が少なくない。というか、かなり多いらしい。逆にその「空気」を察して、好きなのに好きと言いづらい人もいる。このギャップ、埋めることができるのか――。(山内浩司) 〈ヨサコイなんてうるさいだけ。どうせ高知のお祭りのパクリだし、なんであんなのが毎年開催されているのか、意味わかんない〉 〈そもそも祭りでもない、ただのダンスコンテスト。しかも参加者からお金取ったり、桟敷席も有料だったり、ああいう商業色強いのってどうなんだろう〉 〈移動で地下鉄に乗ってる踊り子のマナーが悪い。化粧とか
札幌の歓楽街ススキノで1971年から営業するグランドキャバレー「札幌クラブハイツ」が今月末で閉店する。ワンフロア300坪以上と全国最大規模だったが、近年は客足が遠のき、ビルの契約満了を機に幕を下ろす。大型キャバレーは東京や大阪、福岡などにわずかに残るのみだ。 広いダンスフロアとステージを備え、ショーとお酒が楽しめるグランドキャバレーは60~70年代にかけて最盛期を迎えた。ミカドやハリウッド、クラブハイツといった店が人気を博し、その熱気は地方に波及した。 札幌クラブハイツにはピーク時、ホステス約300人が在籍し、一晩で1000人が詰め掛けたことも。「魅せられて」発売直後のジュディ・オングがステージに立ったときには450席の店内に客が入りきれず、外まで長い行列ができた。 「『大きいことはいいことだ』ってコマーシャルがあったけど、それと同じ。時代の名残ですよね」。店を経営する札幌開発の末永
札幌・ススキノの大型キャバレー「札幌クラブハイツ」(中央区)が28日、営業を終了した。 開店したのは1971年で、“昭和の遺産”とも言える店内には、生バンドが演奏する舞台とダンスフロアを囲むように約450席の客席が扇形に並ぶ。最盛期には約300人の女性たちが所属し、企業戦士らが集った盛り場がまた一つ姿を消した。 午後11時半に閉店となる直前、美空ひばりさんの「川の流れのように」の演奏が流れた。店を運営する札幌開発社長の末永礼造さん(64)がステージで「皆様の惜しまれる声を聞きながら営業を終えた札幌クラブハイツは幸せでした」と声を震わせると、満員の客席から拍手が起きた。
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