雲南キノコ鍋とはただここにはいくつかのルールがあるそうで、曰く「乾燥品は使わない」「動物性のスープで煮る」そして「その時採れるキノコを、できるだけたくさん入れる」とのこと。 世界の食用キノコの2/3が採れるともいわれる雲南省では栽培きのこはあまりメジャーではないようで、本場の雲南キノコ鍋に使われるのは基本的には天然ものだそうです。この料理が作られるのは6~10月のキノコ発生最盛期のみとのことですが、それぞれのキノコの発生期は2週間程度ですから、時期によって大きく味が変わるはず。つまりこの雲南キノコ鍋は、いわば「旬」が溶け込んだスープだといえます。 あらゆるキノコの栽培技術を開発してしまう日本のキノコ好きっぷりも素晴らしいですが「その時生えている天然キノコを一期一会で楽しむ」雲南キノコ鍋にぼくらキノコ狩りストが惹かれてしまう気持ちもわかっていただけるのではないかと思います。 この料理もまた、