また近年、日本周辺へのカツオの来遊量も減少し続けています。 原因は未だ定かではありませんが、資源量低下による影響を懸念する声もあります。 そのような状況に対しWWFジャパンでは、2020年6月以降、カツオの生産と消費に関連する企業を対象に、3回のウェブセミナーを開催。 日本企業とともに、この現状を解決するための方法について模索してきました。 カツオ資源の保全を求めるマーケットの意思表示 その結果、2020年12月7日より始まるWCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)年次会合において、持続可能なカツオの資源管理を求めるべく、連名で要望書を提出することになりました。 WCPFCに対して提言を行なう理由は、国際的にはカツオがマグロ類の一種と見なされ、その国際的な資源管理の責任をWCPFCが負っているためです。 今回のような要望書提出は、日本では初めての試みであり、世界中の水産物を多く漁獲・消費し