高知県が簡易資格を検討 高知県内では自由に調理、販売ができ、鍋やみりん干しなどで食べられているサバフグ(ギンフグ)の処理を免許制に変える条例改正案が県議会2月定例会で審議されている。一般にフグの調理には免許が必要だが、高知県では、毒性が低く以前から食文化として根付いているサバフグなどを免許制度の例外としてきた。免許を持たない鮮魚店などからは「難しい資格ならフグが売れんなる」「食文化が消えてしまう」との声もあり、県はサバフグなどに限定した簡易な免許制度の創設を検討している。 フグをさばいて有毒部位を取り除いたり、販売したりするには、高知県知事から「ふぐ処理師」の免許を受ける必要がある。しかし高知県の「ふぐ取扱い条例」は規制対象とするフグについて「サバフグとヨリトフグを除く」としている。 高知県食品・衛生課によると、例外を設けているのは全国でも高知県だけ。1961年の制定当時、この2種を例外と