トキシラズ漁最盛期 標津、羅臼 水揚げ減、魚体も小型化 (06/29 16:00) 標津漁協の市場に並ぶトキシラズ。「船上一本〆」のステッカーが貼られていく=28日 【標津、羅臼】5月中旬に始まったトキシラズ(回遊中のシロザケ)の定置網漁が最盛期を迎えている。標津漁協の水揚げ量は昨年の半分程度で、魚体も小型化している。 28日午前6時半、同漁協でトキシラズを水揚げする2隻が網起こしを終え、港に到着した。同漁協では2011年から、生きたまま船上で血を抜く「活締め」がすべてのトキシラズに施されている。水揚げされた魚は市場に運ばれると、1本ずつ「船上一本〆」のステッカーが貼られていった。 この日の水揚げは2隻で86本、340キロ。薫別漁港に帰港した「五洋丸」(17トン)の乗組員工藤浩二さん(38)は「はしりは魚体が小さかったがようやく型も大きくなってきた。脂も乗ってるよ」と話す。 水揚げ量は27