大阪市消費者センター(住之江区)の相談員が、対応件数が多いことを理由に、相談専用電話の受話器を故意に上げたままにしていたことがわかった。 同センターは「相談が立て込んで対応できない時の臨時的措置として現場の判断でやっていた。音声案内を流すなど改善策を検討したい」としている。 2日午後2時半ごろ、市内の60歳代女性が相談専用電話に3回ほどかけたが、ずっと話し中だったため、114番(話し中調べ)で問い合わせたところ、受話器が上がっていることが判明。 同センターによると、専用電話は午前10時〜午後5時、6人の相談員が対応。1日平均約60件の電話相談に加えて、来所やメールによる問い合わせにも応じている。担当者は「電話に出ないよりも、話し中の方が不快にさせないと思った。申し訳ない」と説明。 一方、女性は「相談には誠実に対応してほしかった。見捨てられたようで、悲しい」と涙ぐみながら話した。
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