自分のTwitterのTLに 宮本茂のゲーム哲学(2) ゲーム作りに必要なセンス - 「スーパーマリオ」制作秘話を読んだという感想が何度か流れてきたので、読んだのだが、この制作秘話、どうにも疑わしい。 というか、パックランドを徹底的に分析したという話は、どう考えても僕には信じられないし、眉唾としか思えない。 以下、どうして信じられないのか実体験に基づいた逆算で説明していく。 1985年9月13日、これがスーパーマリオブラザースFC版の発売日だ。 普通、ROMカセットを生産するのは、いまどきの最短2週間で20万枚ぐらいならなんとかなっちゃいますな光学メディアと違い、圧倒的に手間が掛かる。 当時は量産するためにはマスクROMオンリーなので、マスター納品→マスクパターン制作→ROM生産→基板&カートリッジと合体→完成という流れを取る。 上記プロセスは「どれだけ急いでもある程度の量をそろえるなら2