プロレスラーの中邑真輔が、1月28日(日本時間29日)、アメリカのプロレス団体WWEのロイヤルランブル戦に初出場で初優勝したと大きく報じられた。「これまでアメリカで活躍した日本人プロレスラーはたくさんいますが、今のWWEでトップになった意義は大きい」と、2001年までのWWEの歴史をまとめた『フミ・サイトーのアメリカン・プロレス講座』(電波社)著者でプロレス評論家の斎藤文彦氏はその歴史的快挙を語る。 「ライバル団体の買収や消滅などを経て、2000年代以降のWWEはアメリカで唯一のメジャープロレス団体になりました。毎週月曜日に行われる3時間番組『ロウ(Raw)』、火曜日の2時間番組『スマックダウン(SmackDown)』は全米で200~400万世帯がテレビ生放送を視聴し、2014年からは独自の9.99ドル(約千円)定額ストリーミングサービスWWE Networkも配信されています。さらに20