今年3月、旗揚げ20周年記念のさいたまスーパーアリーナ大会を成功させたDDTが、ついに東京ドーム進出を果たした。しかし、これは普通のドーム大会ではなかった。 6月1日に行なわれたのは、DDTの“大社長”高木三四郎vs.鈴木みのるの1試合のみ。試合形式は東京ドーム全域を使った路上プロレスである。 リングを使わず、書店やキャンプ場、工場などどんな場所でも闘う「路上プロレス」はDDTのお家芸だ。それをドームでやろうというのだから、むしろ普通の興行よりも“らしい”と言える。東京ドームのリングで闘った選手はたくさんいるが、東京ドームのマウンドとブルペンとスタンド席で闘ったのは高木と鈴木が初めてだろう。 アジャが国歌独唱、天龍登場、最後はホームベースで! 試合は両者がマウンド上で睨み合う中、アジャコングによる国歌独唱でスタート。 ワキ固めを極められた高木がファーストベースにタッチすると「セーフ」として