(CNN) 真夜中に差しかかったペルーの熱帯雨林。落葉の中から引っかくような音が聞こえ目を向けると、巨大なタランチュラが有袋類オポッサムを引きずっていた――。米ミシガン大の研究チームがこのほど、そんな調査結果をまとめた論文を発表した。 オポッサムはタランチュラに首をつかまれており、発見時にはまだかすかに動いていた。研究チームは約5分間この様子を観察し、動画撮影にも成功。その後タランチュラは獲物を木の根元に運んでいき、落ち着いて食事を楽しんだ。 このタランチュラの大きさはディナープレート程あり、胴体部分だけでも野球の硬球より大きかったという。 研究チームがこの場面に遭遇したのは2016年。論文にまとめ、両生類と爬虫(はちゅう)類の保護に関する査読誌に先月28日付で発表した。 論文では、大型のクモやムカデなどの節足動物が小さなカエルやヘビ、トカゲといった脊椎(せきつい)動物を捕食する例を15件
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