桐生市の庭山由紀市議(43)が20日、失職した。ツイッターでの発信を発端に、17人の市議が提出した除名を求める懲罰動議が市議会本会議で採決され、賛成18、反対2、棄権1で可決、成立した。本会議後、庭山氏は報道陣には何も話さず、議会を後にした。 庭山氏は桐生市が高濃度の放射能に汚染されているという自らの認識に基づき、ツイッターで地元の農産物を「毒物」と表現し、「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」などと発信してきた。 一連の発信に、市議会の多数派は当初、問責決議を検討。しかし、議会運営委員会で真意を尋ねた委員に「書いてあるその通りなんですけど」などと答え、改めて農産物を「毒物」と述べた言動を重くみて、除名の懲罰動議に切り替えた。 庭山氏は、15日の本会議と18日の懲罰特別委員会では弁明を申し出ず、この日の本会議で初めて弁明に立った。ただ、「謝罪します」と切り出した後、「市や